肺からの吸収される化学物質
大気や、室内空気を介する呼吸による化学物質の曝露は1日中、あるいは1年中あるいは一生涯継続されることから、消化器官からの吸収とは比べ物にならないほどの注意を払う必要があります。生物において、明確な内分泌異常が認められるのは、そのほとんどの報告が水系に係わる生態系に生息する魚類や、貝類等をはじめとする生物に偏っていることからも明らかなように、これらの生物は明らかにエラ呼吸の生物かそれを捕食した生物が大半であす。このことからも、長期にわたる呼吸器からの化学物質の曝露の重要性を認識しておく必要があります。特に住宅内の長期に滞在するところ、寝室などの室内空気質が重要となるのです。
Date: 2017/01/04(水)


飲食等によって口から入る化学物質
飲食等、経口による摂取した物質を体内に取り込む第一の関門は、消化器官からの吸収になります。一般に油に溶ける脂溶性のものは水に溶ける水溶性のものに比べて吸収されやすいといわれています。有機塩素系化合物、有機金属化合物がその典型です。脂溶性の非解離性化学物質の腸管からの吸収率は90%を超えるものも多く、摂取量と吸収量はほぼ等しいと考えられます。他方、無機の重金属化合物解離性物質の吸収率は総じて低く、1〜10%と考えられています。その他、化学物質が人に侵入する経路は、口腔−消化管の経口以外に肺、皮膚からの吸収経路があります。どのような経路から体内に入ってくるかどのような化学物質かの種類によっても疾病への発現時間もその予防・対策も変わってきます。
Date: 2017/01/03(火)


化学物質の暴露経路と毒性発現
呼気、食物、皮膚から等どのような曝露経路から体内にとりこまれるかの違いによって、生物個体に吸収される化学物質の量は異なります。またこのことは最終的には体内標的臓器濃度に関連することから、その経口、経気、経皮的ないずれかの経路であるかは重要な毒性発現の要因となります。これは影響の強さが血液中か臓器に直接的に到達するか経路・時間的な問題も考える必要があります。
Date: 2017/01/02(月)


空気中の化学物質濃度と呼気による体内汚染と治療
明けましておめでとうございます。一口セミナーも今年ではや14年目を迎えます。今年も環境と健康に関して考えていきます。 空気を介して人体に入り込む化学物質は低温で放散するレベルのものが多く存在しますが、その存在域は使用や廃棄のされ方によって異なります。食物連鎖による生物濃縮された化学物質を経気道的に曝露することが少ないことは明らかなことですが、経気道曝露は空気環境中の化学物質の濃度が直接影響します。しかし人が化学物質に曝露して直ちに健康影響を引き起こすわけではなく、生物には多くの代謝機構があり、障害や影響を軽減させる仕組みがあります。 化学物質が生物個体に侵入して毒性を発現するまでには吸収、分布、代謝、蓄積などのトキシコネティクスのバリアーがあり、これが毒性を軽減する防御機構の1つとして機能しています。これが化学物質による体内被曝の影響を受けるメカニズムでもあり治療するメカニズムでもあるのです。
Date: 2017/01/01(日)


食物連鎖の階段
今年もあっという間に大晦日です。今年最後のセミナーとなります。来る年が皆様にとりまして実り多くよき年となりますことを祈念いたします。
食物連鎖は段階を一つ上がるごとに生物としての量または数は約1/10になるといわれており、下位のものほど量または数が多いピラミッド型となっています。したがって、連鎖が進むごとに生物一個体の炭素や窒素などの絶対量は上昇し、生物個体数は減少していきます。一方、難分解性化学物質や元素は、生物個体中ではこれら以上に量も濃度も飛躍的に上昇し濃縮されていくことになるのです。人は、食物連鎖の終端であるので汚染物質の体内蓄積も他の生物と比べて極めて高いレベルとなるわけです。
Date: 2016/12/31(土)


食物連鎖による化学物質の濃縮
人が化学物質で曝露されて健康影響が及ぶということとになるのですが、その大きく寄与するが食物連鎖による生物濃縮です。間接的生物濃縮の仕組みを生物圏における被食者−捕食者の関連として表していますが、この一連の関係を食物連鎖といいます。地球上の生物群は、太陽エネルギーを固定する第一生産者である植物群からそれらを捕食する動物、そしてそれらを消費する動物、さらにそれを捕食する高次の動物が数次の段階を構成して生態系を形成しています。この時、難分解性化学物質や元素は分解されることなく生物間を移動し、上位生物が下位生物を捕食することによって栄養素を生物に取り入れると共に、難分解性化学物質や元素を取り込み、濃縮率を上げていくのです。
Date: 2016/12/30(金)


環境から生物
生物圏でも化学物質は移動したり、性質を変化させます。ただし、生物圏での化学物質の移動(特に難分解性化学物質の場合)は分散と拡散ではなく、濃縮と分解なのです。また、生物学的動態と物理学的動態は並行してほぼ同時に進行します。現代では微生物の分解作用を利用した浄化メカニズムが様々な商品化され工業用・商用としても日用としても活用されています。物理化学的に分解されにくい化学物質でも生物によって速やかに分解されることが多いが生物に対して難分解性の高い化学物質や性質の変わらない化学物質は、前述した過程や後述する食物連鎖によって生物や人に濃縮されていくのです。
Date: 2016/12/29(木)


非生物分解と加水分解
加水分解は、化学物質の環境内における非生物分解として最も一般的であり主要な分解経路ですがしばしば酸あるいは塩基によって触媒作用をうけ分解速度が高まります。加水分解性の高い物質は分解しやすく、水圏に留まりやすいか全く別の化合物として作用します。ただし、加水分解性は化学物質の化学的特質といってもよく水、湿度、光などの条件が合わさって反応が進行します。
Date: 2016/12/28(水)


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