超揮発性有機化合物(VVOCs)や揮発性有機化合物( VOCs)より沸点が高い準揮発性有機化合物(SVOCs)は高温である夏にはVOCs、VVOCsとともにより多く放散される。以前は難燃剤や可塑剤として壁紙材や床材などの内装材に大量に使用されていたフタル酸エステルやリン酸エステル等のSVOCsは内分泌攪乱作用や発がん性、神経毒性を示す物質もあり室内にガス状物質あるいは粒子状物質として室内空気中に存在する。最近、壁紙によるシックハウスの相談がまた増えてきた背景には温暖化によるTVOCの増加が要因の一つと考えられる。また従来の化学物質に代わる新たな化学物質が製品に投入されている可能性が考えられる。
|
Date: 2022/10/03(月)
|
|