5月も残り少なくなってきました。数日前から我が家の前ではすでに蛍が乱舞しています。ゆっくり蛍を眺めると時の流れも止まり本来の自然の循環を心身で感じ取ることができます。蛍光から人類は多くのことを学び活用しています。さて本日のセミナーもその光の活用についてのお話となります。液晶テレビは、光を放射するバックライト、光の透過や遮断を制御する偏向フィルター、ガラス基板、電極、配向膜、液晶物質、色を表示するカラーフィルターなどで構成されています。液晶テレビもブラウン管テレビと同様に光の3原色で色を表現するのですが、液晶自体は発光しないので、光源となるバックライトが必要となります。液晶テレビはこの光を液晶分子と配向膜、偏光フィルターで制御し画像を表示しています。偏向フィルターと液晶分子を通ったバックライトの光は、電圧のオン・オフによる遮断と透過の制御によって人間の目に届きます。この光のシャッターが1画素ごとに作用して、フルハイビジョンにも対応する精細な画面を表現するのです。
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Date: 2016/05/25(水)
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