合成化学物質とストレス
様々な実験により合成化学物質による影響は動物の実験結果と同様な影響がヒトにも現れるということが実証されてきました。その中の一つのパターンとして比較的汚染程度の低い有害物質に暴露したケースで深刻的な学習障害はみられないものの行動的には劇的な変化がみられたという結果も報告されています。汚染物質を与えられた検体には通常の環境では変化が見られないものの少しのストレスで過剰反応が現れたということです。生物は生きていくうえで常にストレスにさらされている環境に置かれています。そのストレスに耐えていけないということは人にとっても生物にとっても大変重要なことですがこれらの要素は一般的にはあまり理解されることがないゆえに合成化学物質の影響を推し量ることが複雑になっているといえます。これが本年度最終の日替わりセミナーとなりました。今年も1年間有難うございました。来る年が皆様にとって幸多かりし年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
Date: 2015/12/31(木)


ホルモンと脳の関係
ホルモンと脳の関係に関してはPCBが、内分泌系の構成素である甲状腺ホルモンの作用攪乱を招き、脳に損傷を与えることが報じられています。この甲状腺ホルモンは、神経細胞の増殖を促しそれを脳のしかるべき場所に導いていきます。したがって胎生期および生後二年間というのは脳と神経系の発達にはとても重要な時期でこの時期甲状腺ホルモンのレベルが異常になるとその後、精神遅滞から、微妙な行動障害や学習障害などありとあらゆる病理の温床となってしまう可能性があります。、
Date: 2015/12/30(水)


合成化学物質と流産の関係
合成化学物質と流産の危険性に関してはPCB等の合成化学物質に暴露すると流産の危険度が増すということが臨床研究や動物実験より明らかになっています。流産を予防するためにはプロゲストロンというホルモンを高濃度に保つ必要があるのですが、BPCBが肝臓におけるプロゲステロンの分解を促進することでその濃度を低下させることが知られています。
Date: 2015/12/29(火)


刷り込み効果
NPO法人住環境測定協会において毎日、記入してきたこの日替わりセミナーも約12年近くなります。測定という手法で住環境における人に及ぼす影響の要因を探ることを目的としていますがその原因物質による体への作用がどのようにして起きるかという様々な研究報告を通して住環境と疾病の関係を理解していただきたいと思ってます。かつて40歳から55歳までの米国人女性の死亡原因のトップは乳がんでした。そのため多くの研究機関が乳がんに関する研究を行ったのです。昨日の腫瘍中のエストロゲン・レセプターと乳がんの関係も1万人以上の乳房腫瘍サンプルを分析した結果判明して事でした。乳がんの発達を促した原因に合成エストロゲンの暴露、つまり環境ホルモンなどの人工的な化学物質がその要因の一つに挙げれていたのです。近年乳がんが著しく増加した謎が一つ解けた瞬間でした。合成化学物質がどのように作用するか様々な研究の中から出生前にエストロゲンに暴露すると一種の「刷り込み効果」により後年、乳がんを誘発しやすくなるという報告があります。これもがんが遺伝より環境要因における影響の方が大であるということを物語っています。
Date: 2015/12/28(月)


腫瘍とレセプター
化学時代の幕開けといわれる時期(1940年頃)から米国では乳がんによる死亡率が毎年1%上昇したとの報告があり米国以外の先進国でも同様の傾向があると報告されています。乳がんの罹患率は過去50年の間におおよそ20人に一人の割合が8人に一人になっているといわれています。その中でも注目されているのは閉経後の女性にエストロゲン反応性の腫瘍が増えているということです。この腫瘍にはエストロゲン・レセプターの密度が高いためエストロゲンに暴露するとたちまち増殖をはじめるため50歳以上の患者の場合にはこれらの相関関係の可能性が高くなるということです。
Date: 2015/12/27(日)


遺伝子とホルモン
現代女性にとって最も憂慮すべき問題が乳がんの増加率です。乳がんは女性が一番罹りやすい病気だといわれています。一般的には乳がんは遺伝子によるものが多いと考えられていますが研究者によれば遺伝的な要因による乳がんの罹患率はわずか5%に過ぎないとされています。したがって大半の乳がんは後天的な要因によって誘発されると考えられています。一般的には乳がんにかかる危険性は一生の間にどれだけエストロゲンに暴露するかによるといわれています。エストロゲン暴露量の総量が、乳がんを誘発する唯一危険要因である以上はこの総量を増やすエストロゲン様化学物質が、乳がんを増加させてきた有力な要因であると考えられているのです。
Date: 2015/12/26(土)


戦前、戦後の罹患率
女性の子宮内膜症の罹患率は第ニ次対戦後から著しく増加したということでその前は世界中調べても20例しか確認されていないとのことです。対戦後には米国女性の10ないし20パーセントが子宮内膜症に罹っていることが確認されています。さらにある州では1970年から1987年の間に400パーセントも上昇しているのが確認されているとのことです。不妊症を招くこの病気も増加傾向にありさらに低年齢化が進んでいるとのことです。
Date: 2015/12/25(金)


胎児の生殖細胞と成人の異常細胞の関係
男性の生殖障害の原因を調べた研究によると胎内環境が精巣がん誘発の一因になっていることを示す兆候が発見されたということでしたが、これは生殖障害の男性の精巣から採取したサンプルから胎児の生殖細胞を思わせる奇妙な格好の細胞が見つかったことが発端でした。これは通常であれば精巣細胞となって成人男性の精子を産出するはずの細胞だったのです。そしてこのような異常細胞をもつ生殖障害の男性には精巣がんになる傾向がみられたということです。さらに同じような異常細胞が見つかった停留精巣の少年もまた、10年後にはがんになっているとの報告もなされています。このような理由によりこの異常細胞が精巣がんの誘因である可能性が高いと考えられたのです。
Date: 2015/12/24(木)


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