毒性学と疫学
毒性学では極少量では危険のない物質も大量にあると猛毒になるという発想による用量―反応極性といった考え方を主流としているため服用量が増すにつれ異物に対する生体反応は高まっていくという考えでこれが高濃度汚染者を被験者にしてその毒性を探る疫学調査の前提になっています。この研究は一定の成果を上げる可能性もあるがホルモン様化学物質の研究の場合には混乱した結果が出てくるだけであるともいわれています。これは服用量が増えたからといっても必ず反応が高まるわけでもなく服用量が多くなっても少量のときより影響が出ない場合もあるからです。
Date: 2016/01/05(火)


化学メッセージと出産
成人にはこれといった影響が出ない比較的低レベルの汚染物質でも、胎児には致命的な打撃となる場合があることは今まで何度もお話しした通りです。五体満足で健康な赤ん坊が生まれるかどうかは、妊娠中、適時に適宜のホルモンメッセージが正しく胎児に送り届けられたかにかかっています。
Date: 2016/01/04(月)


化学メッセージ
ホルモン攪乱物質は環境でごく普通に検出されるレベルでは細胞死を引き起こすこともDNAを傷つけることもありません。しかし生体内に入り込む度ホルモンレセプターと結びつくとホルモン作用を引き起こし体内に様々なニセ情報をばらまき生体の通常システムを攪乱してしまいます。ホルモンは、体中に張り巡らされたコミュニケーションネットワーク内を絶えず循環している化学伝達物です。それに対してホルモン様合成化学物質は生体情報ネットワークのいたるところに存在し生命維持に不可欠のコミュニケーションを寸断してしまうような作用や通常のメッセンジャーに襲いかかったり、メッセンジャーに成りすましたり、混乱を起こし攪乱したり、ニセの情報を流したり生体システムをことごとく攪乱していきます。ホルモンメッセージは、性分化から脳の形成に至るまで多様なプロセスにかかわっているからこそホルモン攪乱物質は、出生前や出生後しばらくの間特に危険な因子なのです。
Date: 2016/01/03(日)


臭いものには蓋をの鉄則
研究により例え重要な証拠が新たに見つかったとしても、それが現行の科学知識や価値観にそぐわなければ、現実的には見過ごされたり、無視されがちで臭いものには蓋をというのが鉄則です。その結果、研究者が口を閉ざすようになったり、意欲を失い研究を中止するケースは過去も現在でも日常的なことです。殺虫剤にホルモン類似作用があるかもしれないと示唆する研究成果が発表されたのは既に66年前に遡った1950年のことでした。研究の結果、合成化学物質が性発達を阻害するという証拠が明るみに出てきたにもかかわらずこの警告は、まったくかえりみられませんでした。当時の基準では農業従事者のように高濃度の化学物質に暴露している場合でも、死亡するとか病気にかかるといった明確な影響が現れなければ、当の化学物質は安全であるということになっていました。このような安全基準で現在では中止になっている農薬・殺虫剤は安全この上ない薬品として大量、大規模に散布されていったのです。
Date: 2016/01/02(土)


あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今年も日替わりセミナー引き続き頑張っていきましょう。現在では過去半世紀の間、人類をはじめ、地球上の生物には例外なくその体内に、合成化学物質が残留しており、子供が胎内でそれらに暴露しています。一方電磁波に関しても人工的な低周波・高周波電磁波に暴露し今後、ますますその被爆量は増していくものと考えられます。これらの影響はいつどのような形で被爆するかによって、極々微量であっても、人体に生涯にわたっても甚大な影響を及ぼすものがあるという事実はいまなお科学研究によって次々と立証されています。今後も皆様と一緒に地球の環境や生体の仕組みを考えながら人類の未来に関係するこれらの要因に対して現実的にどのように対処すべきか一つ一つ住環境を通してその解決方法を探っていきたいと思います。
Date: 2016/01/01(金)


合成化学物質とストレス
様々な実験により合成化学物質による影響は動物の実験結果と同様な影響がヒトにも現れるということが実証されてきました。その中の一つのパターンとして比較的汚染程度の低い有害物質に暴露したケースで深刻的な学習障害はみられないものの行動的には劇的な変化がみられたという結果も報告されています。汚染物質を与えられた検体には通常の環境では変化が見られないものの少しのストレスで過剰反応が現れたということです。生物は生きていくうえで常にストレスにさらされている環境に置かれています。そのストレスに耐えていけないということは人にとっても生物にとっても大変重要なことですがこれらの要素は一般的にはあまり理解されることがないゆえに合成化学物質の影響を推し量ることが複雑になっているといえます。これが本年度最終の日替わりセミナーとなりました。今年も1年間有難うございました。来る年が皆様にとって幸多かりし年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
Date: 2015/12/31(木)


ホルモンと脳の関係
ホルモンと脳の関係に関してはPCBが、内分泌系の構成素である甲状腺ホルモンの作用攪乱を招き、脳に損傷を与えることが報じられています。この甲状腺ホルモンは、神経細胞の増殖を促しそれを脳のしかるべき場所に導いていきます。したがって胎生期および生後二年間というのは脳と神経系の発達にはとても重要な時期でこの時期甲状腺ホルモンのレベルが異常になるとその後、精神遅滞から、微妙な行動障害や学習障害などありとあらゆる病理の温床となってしまう可能性があります。、
Date: 2015/12/30(水)


合成化学物質と流産の関係
合成化学物質と流産の危険性に関してはPCB等の合成化学物質に暴露すると流産の危険度が増すということが臨床研究や動物実験より明らかになっています。流産を予防するためにはプロゲストロンというホルモンを高濃度に保つ必要があるのですが、BPCBが肝臓におけるプロゲステロンの分解を促進することでその濃度を低下させることが知られています。
Date: 2015/12/29(火)


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