化学物質の容量−反応関係
毒性発現の強さは動物の種、系統、性、年齢、個体によっても異なりますが、最も大きな影響は曝露量です。一般の化学物質では、ある容量以上では全動物が反応するが、それ以下では容量を減らすに従って反応する固体の割合も減少していき、ついにはある容量以下では全動物が反応を示さない領域、すなわち閾値(無影響量)が存在します。
Date: 2017/01/18(水)


化学物質等の毒性発現の第1条件・第2条件
第1条件は化学物質が生体内に取り込まれて血流を介して種々の組織に到達し、その作用する標的部位で臨界濃度(毒性を発現する)に達することで、化学物質、特に環境汚染物質による毒性の発現は曝露を受ける部位が臨界濃度を超えただけでは毒性は発現するとは限らず曝露期間、回数、頻度等の時間的要因による臨界濃度の連続性あるいは持続性が第2の条件となります。
Date: 2017/01/17(火)


毒性発現の条件
化学物質は種々の機構によりその毒性を発現します。一部の化学物質またはその代謝物は、作用部位で生体構成成分と結合してホルモンなどの生物活性物質の分泌を促進、または抑制したり酵素反応や細胞膜の機能を阻害することによりあるいは、生体内の高分子化合物と共有結合を形成して細胞に不可逆的な変化をもたらし毒性を発現します。
Date: 2017/01/16(月)


化学物質の呼気中及びその他の排泄
呼気はベンゼン、四塩化炭素、クロロホルム、トリクロロエチレン、テトラクロロチレンなどの空気汚染物質は、吸収部位である揮発性物質は吸収部位であると同時に未吸収の場合は主な排泄経路となります。体内に侵入した不揮発性物質の大部分は代謝され、その一部は体内で酸化し2酸化炭素となって呼気中に排泄されます。毛髪や爪はタンパク質結合性の重金属類(As、Hgなど)の排泄経路であり、体内の金属指標(バイオマーカー)として用いられます。また体表面皮膚の保護・維持の役割を果たす皮脂中にも乳汁中に排泄される化学物質と同様の非解離性化学物質を排泄します。
Date: 2017/01/15(日)


親になる前から考えること
化学物質の血漿から唾液中への排泄機構は、脂質膜に対する濃度依存型透過であり、血漿中で非解離型として存在する比率が高い化学物質ほど唾液中への排泄率が大きいのですが非解離型化学物質の唾液中への排出はその後腸管循環を形成し、排泄されにくいといえます。 化学物質が乳汁中へ排泄される機構は、血漿中の脂溶性非解離型化学物質が脂質膜を介した濃度依存型透過によって血中から乳汁中へ移行すると考えられています。化学物質の乳汁中排泄が特に問題となるのは、全栄養素を依存している乳幼児に対する曝露です。したがって子供への影響は親になる前の青年期から自分の体をクリーンにしておく必要があることを考えておく必要があります。これはその親や国の教育にもかかわる問題です。
Date: 2017/01/14(土)


化学物質の排泄
化学物質の体外への排出は汚染物質の体内濃度を減少させる為になくてはならないものです。その排泄経路には、腎臓をへて尿中へ排出される経路と肝臓から胆のうをへて、胆汁とともに十二指腸にまた、未吸収のままで糞中に排泄される経路が最も代表的なものです。腎臓ではろ過機能と再吸収機能があって、高分子タンパク質以外を(ろ過量180ℓ/日)したのち必要なものを再吸収し、異物(化学物質)の抱合体や尿素などは老廃物として尿中に分泌されます(1.5ℓ/日)。脂溶性の非解離型の化学物質は血中でも遊離型で存在するか、または血漿タンパク質と会合して体内各臓器を還流していますが、腎臓に到達すると、ろ過されるが大部分は再吸収されて尿中に排泄されません。解離型化学物質およびその代謝物(抱合体も)は肝臓から胆汁中に分泌され、腸管から再吸収されないまま糞とともに排泄されます。
Date: 2017/01/13(金)


化学物質の分布・蓄積・体内残留
化学物質の体内残留に関与する重要な機構に、トキシコネティクス(薬物動態)としての腸管循環、血清や臓器中タンパク質との結合および、脂肪組織への蓄積作用など3つの機構が挙げられます。臓器への分布は、個々の化学物質の生物学的特異性と臓器における親和性や結合性によって特定臓器にその濃度を高めます。毒性の発現には体内の濃度、特に標的臓器での濃度が重要ですが、生体の反応性が低く、非解離性の化学物質は臓器濃度を低くしようとする働きが作用し、臓器の活性部位の濃度を下げるように脂肪組織へ移行します。有機塩素化合物は脂肪組織へ蓄積しやすく、ポリ塩化ビニフェル(PCB)やダイオキシン類はその類です。脂肪組織への毒性物質の貯留は、毒性に対して緩衝作用を果しているようにみえますが、場合によっては脂肪への長期間に及ぶ濃度の維持や、排泄の遅延によって毒性が増強されたりもします。
Date: 2017/01/12(木)


化学物質の代謝第2相反応
第1相反応で導入された官能基を生体分子化合物と結合させて、より排泄しやすくするものでグルクロン酸、グルタチオン、アセチルあるいは硫酸等の結合体を形成し、解毒と排泄に役立っています。血液中でタンパク質と強固な結合体を形成したもの、あるいは脂肪組織などに蓄積し貯蔵型になった化学物質は、この代謝経路から外れて代謝が受けにくくなります。この代謝しにくい化学物質を体外に排泄するととが根本的な治療となります。
Date: 2017/01/11(水)


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