結露とその害
湿り空気の飽和水蒸気圧(飽和絶対湿度)は温度が低いほど小さいので湿り空気が冷たい壁面に触れると温度が下がって湿度(相対湿度)が上昇し、更に温度が低下すると、ついには飽和状態(湿度100%)になります。空気が飽和状態になるときの温度をその空気の露点温度または単に露点といいますが、壁面温度がこれに触れる空気の露点以下であると、空気はその含んでいる水蒸気をそのまま全部含んでいることができなくなり、そのため余分な水蒸気が水滴となって壁面に付く、これが結露です。梅雨どき、コンクリート壁面に水滴が付いたり、冬の寒い朝に窓ガラスの内側が曇るのは、この結露のためです。建物に発生する結露は、壁の表面に発生する表面結露だけでなく、壁体内や材料内で発生する内部結露もあります。内部結露のために、屋根スラブから水が流れ出て雨漏りと間違うことさえあります。
Date: 2017/02/18(土)


夏型結露
結露は、その発生状況によって夏型と冬型に分けられます。夏型結露は、高温多湿の空気が低温度の空間に流れ込んでいっそう湿度が上昇し、これによって結露が促進されるような場合で、夏季に北側の押入や地下室、倉庫などでよく起こる現象です。この種の結露は比較的熱容量が大きくて断熱性が高い構造に生ずることが多く、この形の結露は、換気によっていっそう結露の被害が増すことになるので注意が必要です。結露のメカニズムが解らず専門家でもよく間違った対策を取り増々結露が多くなるケースもみられます。
Date: 2017/02/17(金)


絶対湿度
水蒸気量が増えると水蒸気分圧も大きくなるが、空気が含むことのできる水蒸気量には限度がありある温度の空気が、含むことのできる限界までの水蒸気を含んでいる場合の空気を飽和空気といい、湿り空気の水蒸気分圧の、同じ温度における飽和空気の水蒸気分圧に対する割合を百分率で表したものを相対湿度といいます。感覚的な湿度表示に用いられ、日常生活で湿度といえば、相対湿度のことをいいます。温度の高い空気は多くの水蒸気を含むことができますが、その空気の温度を下げていくと、ある温度で飽和状態に達し(相対湿度=100%)、さらに温度を下げると、水蒸気の一部が凝縮して露(結露)を生じます。この時の温度を露点温度といいます。結露ができるメカニズムを知ることによりその原因を探り対策もできることになります。
Date: 2017/02/16(木)


比熱・熱の移動
比熱とは物体の単位重量当たりの熱容量のことをいい、1圓諒質の温度を1℃だけ高めるのに要する熱量のことです。すべての物体はそれぞれ異なった比熱を有します。比熱は、エネルギーの移動時の過程により異なり、特に空気などの気体の比熱は、熱の移動時の過程、たとえば体積一定の条件下で熱が移動するのか、一定圧力の下で熱が移動するのかにより著しく異なります。体積一定の条件下で熱が移動する場合の熱量を定容比熱といい、一定気圧力の下で、熱が移動する場合の比熱を定圧比熱といいます。固体や液体では、定圧比熱と定容比熱の区別はいらないが、気体ではその差が大きいため注意が必要です。
Date: 2017/02/15(水)


気温の高さの変化
高さによる気温の変化は、大気の安定度を示す1つの尺度である。 気温は普通、高さが高くなるほど低くなり、100mについて0.5〜0.6℃低下するが、場合によっては高空の気温のほうが地表面付近より高いことがある。これを気温の逆転といいます。 大気の密度は低温であるほど大であるから、気温の逆転現象では大気は極めて安定していることになります。これに対して普通の状態では、重い空気が上空にあるので、大気は不安定で、気象が変化しやすいことがわかります。これが地表に近い対流圏とオゾン層が形成される成層圏の理論ということにもなります。
Date: 2017/02/14(火)


気温の年変化
気温の年変化も日変化と同様に、日射の変化に応じて一般に正弦曲線的な変化をします。日射は1年のうちでは、冬至に最低で夏至に最高になりますが、これに応じて地温は、冬至より1〜2箇月遅れて最低になり、夏至より1〜2箇月遅れて最高になるため、気温の最低は1〜2月ごろに生じ、最高は7〜8月ごろに生じます。年間の気温の最高値と最低値の差を気温の年較差といいます。年較差には緯度の影響が大きく、低緯度の土地では極めて小さく、緯度が高いほど大きい。地中の水はさらに地表の年較差より時期的にさらに遅れます。
Date: 2017/02/13(月)


一日の最低気温と最高気温
日変化の特徴は、主として最高気温と最低気温の差、すなわち日較差によって示されます。日較差は緯度が低いほど大きく、また、海岸地方から内陸に入るほど大きくなります。高山や高空では小さく、2,000m以上の高空では1日中変化しません。草地の日較差は小さく、砂地の日較差は大きくなります。周囲が山に囲まれた盆地では日較差が大となります。1日の気温は雲によっても変化します。水蒸気の塊である雲は、放射勢力をかなりよく遮断・吸収するから、雲の多い日には太陽の日射をさえぎって気温はあまり上がりません。夜間には地表面からの放射が雲に吸収され、その一部が地表面に放射で帰るから、気温はあまり低下しません。このため雲の多い日は日較差が小さくなります。
Date: 2017/02/12(日)


1日の平均気温と室内空気測定時
ある土地の気温の状況を表わすには、一般に平均が用いられます。1日の平均気温は、2時・6時・10時・14時・18時・22時の6回または6時・14時・22時の3回の観測値の平均を用います。これを1箇月ごとに平均したものが各月の平均気温です。昼間の気温は、地表面付近の空気が、主として日射により温度上昇した地表面から熱を得て成立する。夜間には日射がなくなるために地表面が冷え、大気温度も低下します。このため1日の気温は、日射が1日のうちで最も強くなる正午より1〜2時間遅れて午後1〜2時ごろに最高になり、夜明け前に最低になります。気温の日変化は正弦曲線的な変化をします。室内空気測定も2時から3時までを室内空気測定時間の中央に来るよう測定します。
Date: 2017/02/11(土)


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