室内での世界的な平均ラドン濃度
ラドンの放射能はベクレル(Bq)の単位で評価されます。1 ベクレルは毎秒1 つの原子核の変化(崩壊)に相当します。大気中のラドン濃度は、1 立方メートルの大気中での毎秒の原子核の変化の量(Bq/m3)として測定されます。野外のラドン濃度平均は5〜15Bq/m3の範囲でばらつきがあるが、それよりも高値や低値も観察されています。一連の調査に基づき、室内での世界的な平均ラドン濃度は39Bq/m3 であると推測されていますが、国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR))により国ごとにばらつきがあることが報告されています。家がウラニウム含有率の高い土壌に立てられていたり、地面への浸透性が高い国々において、非常に高いラドン濃度(>1000Bq/m3)が認められています。多くのヨーロッパ諸国に代表される特殊な地質学的構造の上に建つ国々では、地下水に漏出したラドンは簡単に岩石に浸透し、建物の表面から屋内へ浸透します。全体的にみて、世界中の多くの国々で、何万もの家々で室内ラドン濃度が許容可能と考えられる量をはるかに越えていると考えられています。
Date: 2017/04/07(金)


家庭におけるラドン
家庭内のラドン濃度は、ラドンの通り道となる経路の存在や外気と内気の交換率はもとより、家の基礎に使われている岩石や土壌の中に含まれているラドンを生成するウラニウムの含有量により異なり、ラドンガスは、コンクリートの床と壁の継ぎ目・床の継ぎ目・空洞のブロック壁の小さな穴・汚水溜め・排出口などの開口部から屋内に入り込みます。その結果、通常ラドン濃度は一階や地下室など構造上地面と接している場所で高くなるのです。外気と内気の換気程度は、家の建築構造・住人の換気習慣・窓の密閉度により異なります。互いに隣接している家ごとのラドン濃度は非常に異なっている場合もあります。屋内のラドン濃度は季節・日・時間ごとに変動するため室内環境のラドンの年間平均濃度を推定するには、少なくとも3 ヶ月間、可能であればさらに長期間、信頼できる測定法を用いてラドン濃度を測定する必要があり短期間のラドン測定で得られる情報はきわめて限られています。
Date: 2017/04/06(木)


ラドンと癌
ラドンガスは、地中から大気中へ容易に漏出し、ラドン娘核種と呼ばれる短命な崩壊生成物を経て崩壊します。短命な娘核種はアルファ粒子と呼ばれる高度にイオン化された放射線を放出しながら崩壊し、帯電して我々が呼吸する大気中のエアロゾル、埃および微粒子に付着します。その結果、ラドン娘核種は気道に存在する細胞に蓄積する可能性があります。気道ではアルファ微粒子がDNA を障害し、肺癌を引き起こす可能性があるのです。ラドンガスそのものを吸入した場合、大部分は崩壊する前に排出されます。吸入したラドンとその娘核種の一部が肺から血中に運ばれ、最終的に他の器官にたどり着く。しかし、放射線量とそれに関連する癌の発生リスクの関係は、肺癌の危険性と比べると極わずかです。野外のラドン濃度は大気中で希釈されるため、通常は非常に低いといえます。またラドンは飲料水中にも検出されます。濃度は水源により異なり、時には危険な状態を呈します。ラドン濃度は、室内でより高く、炭鉱・洞窟・水道施設内などの場所ではさらに高い濃度が検出されます。例えば鉱山労働者では健康への影響が認められてきました。しかしながら、普通の建物や大きな集団が曝露されているような低濃度でも健康被害を与えます。ほとんどの人々が、ラドンに最も多量に被曝するのは家庭においてです。
Date: 2017/04/05(水)


ラドンの人体における健康影響
高濃度のラドンを含んだ空気を吸収した場合、その娘核種が気管支の分岐点や肺の内部に付着して、そこで壊変しながらα線(放射線)を放出することから、肺癌を引き起こす可能性があるといわれています。ただし自然の屋外濃度(5レベル程度)ではほとんど問題はないと言われています。英国での住居内のラドン対策レベルは200Bq/m3 以上といわれており地域における住居内ラドン濃度が200Bq/m3以上である住宅が1%以上ある場合、ラドン影響地域とみなされているとのことです。ラドン濃度が対策レベルを超えている場合は、改善策をとるよう勧告しているそうです。 
Date: 2017/04/04(火)


近年の住宅内におけるラドンの動向
伝統的な日本の木造住宅は、欧米の家屋に比べてラドン濃度は低く問題にならなかったのですが、最近の住宅はアルミサッシの普及などにより気密性が高くなっています。また、省エネルギー対策でさらに気密性の高い住宅が開発されています。そのため、住宅の敷地の地下土壌や、建材(コンクリート、石、土など)などの建築材料から放出され、室内に滞留するラドン濃度は通常屋外の約数倍から多いところでは数十倍高くなっていると言われています。そのため、日本の住宅のラドン濃度も欧米なみに高くなってきていると言われています。 
Date: 2017/04/03(月)


ラドン濃度
ラドンはウランの崩壊過程で発生する希少ガスで、ドイツでは自然放射能負荷の約50%の原因になっています。大阪、奈良、広島周辺に花こう岩質の地層が多いため、その周辺のラドンは1m3当たりの全国平均を上回っているといわれています。全国平均ラドン濃度は1m3当たり39ベクレルという報告もあります。欧米においても、1960年代の中ごろまでに建設された戸建てや集合住宅では、問題が発生しやすいといわれています。この時期までの地下室は一般には床下には充分遮蔽せれておらず、ラドンが入り込みやすくなっています。地下室が最も影響を受けやすく、1〜2階の居室部分は影響が少なく、最近の建物は、厚い基礎の上に建っているので、ラドンは侵入せず、一般的に問題となっていません。さらに大都市では今のところ異常なラドン値は検出されていないようです。ラドン自体は人間にとって、崩壊過程で発生する放射性重金属に比べ、それ程危険ではありません。閉めきった屋内では、壁や床から天然放射性物質であるラドン(気体)がしみ出し、屋外よりも高濃度になることがあります。特にコンクリートの打ち放しで換気が行われていない建物内で著しいが、日本の木造家屋内でも、全国平均で屋外の約2倍、空気1m3当たり10ベクレル(※3)程度であるといわれています。
Date: 2017/04/02(日)


自然による放射線
地殻や建物には各種の天然の放射性物質が含まれています。人体にもカリウム40といった天然の放射性核種が含まれています。また地球の外からは、たえず宇宙線と呼ばれる放射線が飛び込んできます。こうした自然の放射線は避けることができません。関西の花こう岩の多い地域と、天然放射能の含有量の少ない関東ローム層の地域とでは、自然放射線の強さが異なります。また宇宙線の強さも緯度によって変わり、上空に上ると強くなります。日本人は年間平均約0.4〜0.45ミリグレイの放射線を浴びています。ちなみにグレイとは電離放射線を照射された物体が単位質量当たりに受け取るエネルギー(吸収線量など)をあらわすSI(国際単位系)単位で、ジュール毎キログラムに相当します。また宇宙線からは年間約0.3ミリグレイ、体内の放射性物質からは年間約0.2ミリグレイを浴びています。自然放射線は合計約1ミリグレイになります。
Date: 2017/04/01(土)


呼吸によるラドンの内部被曝
次にラドンでの被曝量を考えてみます。屋内の空気中のラドン量以前、全国平均で15.5 Bq/m3、福島県は15 Bq/m3。ちなみに最高は広島県の33 Bq/m3, 最低は宮城県の10.5 Bq/m3とのことです。以前の資料ではアメリカ合衆国における屋内平均は48 Bq/m3, コロラド州のアスペンでは屋内平均315 Bq/m3とのことです。部屋を閉めきると、コンクリート建築内でのラドン濃度はどうなるのかという実験で使用した建物では、通常では室内のラドン濃度は12-15 Bq/m3と日本でのごく一般的な数値でしたが部屋を密閉すると、約200 Bq/m3まで上昇したとのことです。、換気をおこたって室内に引きこもると却って被曝量が増加することになります。風のそう強くない日は換気をした方があらゆる健康リスク軽減につながるのではないでしょうか。
Date: 2017/03/31(金)


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