台所の有害物質
食料品を包装するプラスチックは、何トンものゴミとなる。しかし、それだけが問題ではない。プラスチック容器は、様々なフタル酸エステルを遊離させ、肉などに付着してしまう。可塑剤によって精子の質が低下する可能性については既に何年も指摘されてきたことである。デンマークの研究者が、繰り返し実験を行い、証明した。動物実験でも、フタル酸エステルによって精巣の機能が素材される恐れがあることが分かっている。フタル酸エステルの曝露が速いほど、損傷が大きいものと専門家たちは推測している。母親の胎内にいる頃から可塑剤による影響がもたらされるのだ。可能なら、プラスチックの中に詰められた食料品はなるべく購入しないことが望ましい。同様に悪名高いのがビスフェノールAである。缶の内装や、フローリング材に含まれており、2年前までは哺乳瓶やおしゃぶりにも使用されていた。ビスフェノールAそのものの使用を禁止するよう要求する専門家は多い。デンマークではビスフェノールAの使用禁止が施行されている。
Date: 2013/09/25(水)


洋服箪笥の有害物質
ヨーロッパへアジア諸国から輸入された生地などでの問題点が指摘されている。それらの生地はエマルジョン染料やアゾ染料などを含んでおり、遺伝物質を損傷する恐れがあり、アレルギーを誘発するともいわれている。ヨーロッパには有毒物質に対して輸入規制が設けられているが、こうした染料には抜き取り検査が実施されるのみである。この際生地に使用されたエマルジョン染料やアゾ染料に、健康を阻害する恐れのある高い数値が確認されることは稀である。化学物質と接触することによりアレルギーを発症する人々は存在するが、こういった人々も含めて服を来ただけで病気を発症した人々は存在しない。しかし専門家は、新しく服を購入した場合は着る前に洗うことを推奨している。問題は安い給金で生地を生産している国々の人々が、染料による悪影響を受けていることである。彼らは高濃度の染料や化学物質に対して無防備に曝されているのだ。ドイツの専門家が懸念しているのは、アウトドア衣服である。消費者が注意すべきは、ペルフルオロ化合物(PFC)。ペルフルオロ化合物は、素材に撥水性を与える。化学物質が人体の肌を直接的に傷付けることは原則的にはありえない。しかし洋服が洗濯されると、ペルフルオロ化合物も排水と一緒に流れ出る。すると自然環境に侵入してしまい、食物連鎖の過程で消費者の体内へと入ってしまい、ホルモン形成を変える恐れがある。魚の場合では既に証明されている。ペルフルオロ化合物は分解することができない。現代の浄化装置を使用しても不可能だ。
Date: 2013/09/24(火)


住宅内の環境有害物質(子供部屋)
生活環境の中にもリスクが潜んでいる。木製のおもちゃに発ガン性のホルムアルデヒド、アジア製のオモチャに使われた塗料に鉛、合成物質に可塑剤が含まれていて、男性の生殖能力が失われる恐れがある。ドイツの子どもたちの部屋をよくよく調べてみると、相当数の有害物質を見つけることができる。そのいずれもが長期的または短期的に人間を傷つける恐れのあるものだ。さらに、表面を化学処理された家具の多くから、有害物質が室内空気中に揮発する。しかし、これらも証明されていない。室内測定により有害物質の値が増加しており、これが気管支喘息やその他病気の原因であることを証明するのは難しいのだ。自身の部屋の安全性を確認したい場合は、環境研究所に依頼をして、室内の有害物質の測定を実施することを推奨する。費用は約400ユーロである(日本では1か所5万円前後〜)。
Date: 2013/09/23(月)


職場環境に於ける有害物質
自宅に職場がある場合、オフィス内や寝室にレーザープリンターがないか確認した方がよい。レーザープリンターのトナーから発生するホコリは、発ガン性の疑いがある。フライブルク大学の専門家が、ホコリによって細胞に損傷が起こることを証明した。遺伝質に突然変異が発生する恐れがあるのだ。突然変異によってもたらされる結果については、これまでのところ全くの不明である。細胞自身が修復するか、細胞が死亡するか、それとも変性となるか。何が起こっても不思議ではない。連邦リスク評価機関の専門家らは、レーザープリンターのトナーから発生するホコリによる人体への損傷を、充分に証明されていない、との評価を与えていた。支援や医療費の補償は、残念ながらドイツには存在しない。
Date: 2013/09/22(日)


褐炭露天堀周域で大気汚染
激しい大気汚染の原因として他に考えられるのが、ドイツ国内の褐炭発電所である。石炭発電所は、道路交通に並んで、大気汚染の最大の原因であることは疑いのない事実である。大量の二酸化炭素、重金属、さらにヒ素を大気に放出する。数年にわたって地中に有害物質が蓄積する。食物連鎖の中で、地中に堆積した有害物質がいつの日か我々人類が口にする食べ物の中に侵入することになる。つまり人間や動物への危険性を孕んだ存在なのである。発電所や褐炭露天掘の周辺に所在するイェンシュヴァルデなどが、特に大きな問題を抱えている。イェンシュヴァルデ地方では住人や市民イニシアチブが数年にわたって抗議を繰り返しており、設備を巡る議論は激しい。環境保護団体グリーンピースの概算によると、露天掘りから放出される物質の汚染により、年間で373人が死亡しているという。この数はヨーロッパ全体の石炭電力所の平均から疫学的に計算した結果に基づいている。露天掘りに対する批判は強い一方で、放出物による損害は現在までのところ証明されていない。露天掘りの所在するニーダーラウジッツ地方の住人の気道内に粒子状物質が見つかる事例が増えていること、それにより健康の問題が生じていることを証明することは、現在ではできないのである。周辺地域にある病院で慢性気管支炎、喘息、肺ガンに罹る患者の数は、発電所の創設によって歴然と増加しているわけではないのだ。
Date: 2013/09/21(土)


粒子状物質が危険な理由
粒子状物質の粒子は、100分の1ミリメートル以下の大きさである。上気道のフィルターを通り抜けるほどの大きさだ。上気道を通過し、肺胞深くまで到達してしまう。肺胞の内部では気体の交換が行われているが、ここに微粒子が沈積し、気管支炎や肺ガンなどの病気を引き起こす恐れがある。肺胞の組織膜を通過した微粒子は、さらに血液の中へと侵入する。体内を循環し、心臓や、脳にまで到達する。粒子状物質が脳に到達するk十により、脳卒中や痴呆症のリスクが高まるのだ。粒子状物質や二酸化窒素といった有害物質により、特に子どもたちに損傷が現れると言う報告は多い。子供たちの身体はまだ発育途上にあり、免疫システムも充分に出来上がっていない。小児科の報告によると、特に都市部で喘息の患者の数が上昇し続けているという。患者の12%にも上るという。こうした報告により、小児喘息や気管支炎の上昇は、車や工業地帯の煙突からの排気ガスに直接的な原因があるのではないかという疑念が浮かび上がってきた。しかし、実際のところ小児喘息や気管支の病気と、都市部の環境の影響との直接的関連を証明した調査が存在しないのである。都市部の子どもたちは、地方で育つ子供たちに比べて、明らかに不利な点が一つある。農村の子どもたちの身体は「鍛えられている」。幼い頃よりホコリや汚れに囲まれて育ってきたのである。免疫システムが丈夫に形成されていったのである。加えて地方の子どもたちは、母親の胎内にいる頃から、農場の動物らを通じて、特定のバクテリアと接触している。病原体との接触により子供の免疫システムが後天的に強くならざるをえなくなるのだ。そのため地方の子どもの喘息発症率は、都市部に比べて圧倒的に低い。大気に含まれる窒素酸化物、二酸化硫黄、粒子状物質だけが、都市部の子どもが喘息を発症する理由ではない。過去50年間の子どもや若者の喘息の上昇は、環境ストレスだけが原因ではないようである。

Date: 2013/09/20(金)


車の排気ガスによるリスク
最近の中国のPM2.5や排気ガスのように以前日本の高度成長期にも発生した公害問題同様に深刻な影響が指摘されているのが大気汚染である。粒子状物質と二酸化窒素が原因である。粒子状物質の発生源は道路交通、暖炉、農業、そして工業地帯である。二酸化窒素は有毒性のガスで、石炭やガス、石油を燃やした時に発生する。その発生のほとんどがトラックや車の交通によるものだ。道路交通によって発生する粒子状物質を減らすため、他の都市部と同様にベルリンには環境ゾーンというものが存在する。市内では2008年より有害物質排出の少ない車のみの常用が許可されている。有害物質排出が少ないものは、緑色のラベルが貼られている。その他の車については黄色のラベルが貼られ、例外規制が適用される。環境ゾーンの導入により、ディーゼルによる煤の値を約半分にすることができるようになったという。しかし大きな課題が未だに残っている。ベルリンにはEUで規定されている指針値を今日まで遵守できずにいるホットスポットが存在する。ベルリンだけではない。ヨーロッパの他の都市も同様である。ベルリンの「ホットスポット」は、高速自動車道A100、ライプツィヒ通り、ポツダム通り、フリードリッヒ通り、ヴィルヘルム通り、ドロテーン通り、エルゼン通り、アルト=モアビット通り、テンペルホーフ・ダム通り、コローネン通りである。すぐにでもドイツ政府側が汚染値の低下に向けて対策を講ずることを、EU側は望んでいる。排出ガスの少ない乗り物が新たに導入されることにより、目標値に近付ける見込みであるという・
Date: 2013/09/19(木)


住環境が健康に及ぼす要因
住環境における私達に健康障害を起こす因子は大きく四つに分かれる。社会的因子、化学的因子、物理的因子、微生物的因子の四つである。私達の職場や住環境は騒音、ホコリ、毒物、細菌等の微生物、電磁波等、我々を病気にする要因が溢れている。ドイツにおいても飛行機の騒音、食べ物に含まれる有毒物質、プラスチック包装を原因とするED─こうした言葉が、日常的にメディアを騒がしてる。誰もが情報を入手することができる一方で、それに対して何かできるわけでもないようだ。現代社会では、妥協なしに生きることはできない。特に大都市圏に暮らす人々は、健康を阻害しうる様々な作用因子と共存しなくてはならない。建設現場や飛行機の騒音により人が病気になっていることはすでに証明されている。しかし家の中にも危険が潜んでいる。アジアから輸入された玩具がアレルギーを誘発する恐れがあり、加工して作られた生地や家具があらゆる有毒化学物質を含んでいるのだ。パックで包装されたソーセージやチーズも、今や安心して食べることはできない。食料品の包装には可塑剤が含まれており、生命の内に侵入すると、ホルモンを阻害する恐れがある。環境有害物質について様々な情報が飛び交う中、その多くを深刻に受け止める価値はあるものだが、誤解されたまま拡散された情報も存在する。詳細に調べることが重要なのである。
Date: 2013/09/18(水)


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