ドイツの電磁波過敏症患者のインタビュー
我々は電磁場に囲まれて生活している。この現状に不安を抱く者は少なくない。ただの妄想に過ぎないのか?先頃発表された研究では、驚くべき報告が記されていた。ドイツ南西部の黒い森、深く狭い谷のある地域では、携帯電話は圏外になる。自動車のナビシステムも役に立たない。ウルリッヒ・ヴァイナーは、オーバーオールを身にまとうことで全身を電波から守っている。頭にはフードを被せる。銀糸から作られたネットで目を覆う。峡谷を更に下へ下へと案内し、辿り着いたのは古びたキャンピングカーだ。この車の中で、ヴァイナーは11年もの間、電磁波から避難して生活しているのだ。「我々電磁波過敏症の人間は、カナリアのような存在です」とウルリッヒ・ヴァイナーは言う。「炭鉱でガスが放出されることがあれば、カナリアは真先に木から落ちて死ぬような存在です」カナリアが死ぬのを見て、坑夫たちは炭坑に危険が迫っていることを知ることができたのだ。「我々のように電波を感じ取ることができる人間は」とヴァイナーは続ける「新時代にとって禁忌に等しい存在なのです」アンケートによると、ドイツ人の30%が携帯電話からの電波に対して「不安を抱いている」といい、連邦放射線保護局によると2%弱が「電磁波過敏症」であるという。しかしウルリッヒ・ヴァイナーは、統計には現れていない電磁波過敏症患者の数はもっと多いと考えている。電磁波は燃え尽き症候群の原因にもなるという。睡眠障害、視覚障害、頻脈、頭痛、倦怠感などの症状が現れる。電波に曝露している限り、遅かれ早かれ誰もがこうした症状に苦しむことになるだろう。そうヴァイナーは確信している。
Date: 2013/09/09(月)


ドイツにおけるアレルギーと健康保険に関する問題
アレルギーという病気は、なかなか重要視されない。むしろ軽視されているといっていい。主治医や小児科医師が、早期でアレルギーを発見できないのはそのためである。アレルギー患者のうち、適切な治療を受けている者も非常に少ない。専門医の数が少なすぎるのだ。ドイツの医師30万人のうち、たった4000人だけがアレルギー治療に必要な教育を受けているのだという。専門家たちが批判の矛先を向けるのは健康保険のシステムだ。アレルギーの治療や治療薬に対して、保険が適用されないのである。この10年で専門医の数は3分の1にまで減少した。この状態が続くと、アレルギー専門の診療所が存在しなくなる恐れがある。また大学医学部にも、アレルギー治療に関する教育が根付いていないのも問題だ。
Date: 2013/09/07(土)


ドイツのアレルギー事情
3人に1人の子どもが、アレルギーを持って誕生しているといわれる昨今、9月5日より、ドイツ全土のアレルギー専門家が集う会議がボーフムの地で開催された。アレルギー患者の数は増えつつあるのに対して、専門医の数は少ない。これは由々しき事態である。アレルギーを自覚することなく治療もされることなく過ごす者も多い。ドイツのアレルギー専門家は、アレルギー患者に対して専門医が不足していることに懸念を抱いている。アレルギーを持つ子どもや大人が増加しているのに対して、専門医の数は減少傾向にある。9月5日よりボーフムで開催されたドイツ最大のアレルギー会議で主に議題となるのが、アレルギー患者の治療を巡る医師の不足問題だ。喘息、神経性皮膚炎、食物、鼻炎……アレルギーは既に国民病である。5人に1人が発症しているという。患者の数は10年間で増加傾向にある。子どもの3人に1人はアレルギーを抱えて誕生する。アレルギー会議の開催されるルール地方は、特に高濃度のハウスダストによる影響が大きい。既に学者・研究者たちの間では、人材不足が嘆かれている。ドイツの人材不足は、世界でも特に顕著なのだという。患者2000万人に対して、医師の数が決定的に不足しているのだ。
Date: 2013/09/06(金)


規制措置が急務の課題
非電離放射線専門機関の一つGH社のハンス氏は、測定システムの導入等により人々の警戒が強まるものとみている。「職場にいる多くの人々は、そうとは知らずに電磁波に苦しんでいるのではないかと懸念しています」電波は免疫システムの低下を引き起こし、様々な病気発症の原因になるという。緑の党国民議会議員イヴォンヌ・ギリは、このテーマを政治の場で再び論じることを望んでいる。「身体に近付けて使用する機器については、規制措置をとることが急務の課題です。IHクッキングヒーターなどには、未だに規制値が設けられていないのです」彼女は管轄当局と接触し、共同で指針値設定に向けての活動を計画している。加えて市民にも情報が啓示されなくてはならない。「電子機器の室内の配置や使用次第で電磁波曝露を減じることができるという情報を持っている市民があまりに少ないのです」とも論じている。我々が日毎曝露する電波の量を知る日は、まだ遠い。連邦によるモニタリング施設の設置だけでも、連邦環境局非電離放射線管轄部のユルク・バウマンによれば、数年を要するという。
Date: 2013/09/05(木)


神経組織と相互作用する電波
スイス連邦が新たな測定システム導入を検討していることに関しては電流・無線通信研究基金のイーサネット専門家グレゴール・デュレンベルガーもまた、「個人を24時間センサーでモニタリングし、電波量を記録するといいでしょう」と全面的な測定案に賛成の意を示している。スイスが現在、無線通信などに定めている電磁波指針値は1メートルあたり4または6ボルトで、これは電力供給、電気鉄道、無線アンテナ、ラジオ局、テレビ局、レーダーなどを規制するものである。しかしこの指針値は、個人の電波発生源については考慮に入れていないのだ。だからこそモニタリングシステムが大きな役割を果たすといえる。「平均的な市民の場合、自宅で発生する電磁波は、公共の者よりも高いのです」「テレビ、WLAN、コードレスフォンなどから電波を曝露しているのです」とスイス・リヒテンシュタイン電磁波組合連合理事長のマークス・ラウエナーは話す。スイス連邦による測定の結果次第では、事が重大になることは明らかだという。電磁波過敏症患者代表のペーター・シュレーゲルは、「自宅にある電子機器のそれぞれが、どれだけの電波を発しているかが明らかにならなくてはなりません」「個人住宅でもWLANだけで1メートルあたり1.5ボルトもの電波が計測された」と話す。現在の指針値は学問的見地から定められたものではなく、経済界によって定められたものであるという。
Date: 2013/09/04(水)


花粉症に似た症状のハウスダストアレルギー
ドイツでは、暖かい時期になるとアレルギー症状に悩む人々が少なくない。これは花粉症や鼻炎の類であると思われてきていた。しかしこうした症状は元々ハウスダストアレルギーに起因するもので、花粉症や鼻炎とは異なり一年中症状の出るものである。ハウスダストアレルギーの患者がアレルギー反応を示すのは空気中の花粉ではなく、ダニの糞である。患者はくしゃみ、鼻詰まり、咳、目の腫れ、涙、痒みなどといった症状に苦しめられる。痒みを伴う発疹もまた、ハウスアレルギーの症状の一つである。冬季にもくしゃみや鼻詰まりが治まらない場合は、ハウスダストアレルギーを疑うのが自然だろう。適切なアレルギー試験を受ければ、自分がハウスダストアレルギーを持っているかが分かる。ハウスダストアレルギーを持ちながら、そうとは知らずに暮らしている人々は少なくない。症状そのものが激しいものではないため、病気を疑うこともなく、医者に行く必要も感じないのだ。しかし継続的にアレルゲンと接触した場合、アレルギー症状は悪化する。それに気が付かずにいつまでもアレルゲンと接触し続けると、アレルギー性の喘息へと至る恐れがある。更に時間が経つと、その他のアレルギー症状を発するようになる。アレルギーを持つ人々は、なるべくアレルゲンとの接触を減らすように努めることが推奨される。(HEPAフィルター付きの)掃除機、定期的な換気、適切な湿気、ベッドシーツを頻繁に交換などにより、ハウスダストとの接触を減らすことが容易にできる。アレルギー症状は、通常は薬を摂取することで緩和することができる。しかしハウスダストアレルギーに関しては何の解決ももたらさない。アレルゲン免疫療法のみが唯一の解決法であることは議論の余地がない。まずは、各人が診断を受けることが必要だ。アレルギー症状に悩まされ続けているならば、すぐにでも専門医に診せることが望ましい。
Date: 2013/09/03(火)


電車利用時の無料WLANによる頭痛
スイス連邦鉄道は、100駅で無料WLANを提供する意志を示している。それに対して電磁波過敏症患者や国民議会議員が反対の意を表明している。100駅に無料WLANを導入するというスイス連邦鉄道の企画に抵抗を示しているのは、電磁波反対論者たちである。エンジニアのペーター・シュレーゲルと、電磁場過敏症患者代表者は、WLANは神経や臓器の機能を衰えさせる危険極まりない無線電波であると話す。WLANにより数多の症状が現れ、睡眠障害に悩まされることとなる。シュレーゲルが公共WLANの建設に拒否の意を示しているのも、そのためだ。個人住宅では、WLANによる630ミリボルトの電磁波を計測したという。緑の党国民議会議員イヴォンヌ・ギリは、各駅に設置するWLANが敷地全体を覆うことがないよう要請している。駅構内に専用コーナーを設けることでインターネット接続を提供すれば良いとしている。「電波レベルをなるべく低くすることで、過敏症の方々を守らなくてはなりません」ギリ自身も環境医師による電磁波治療グループの一員である。
Date: 2013/09/02(月)


ベルリンに電力を供給する巨大ソーラー発電所
視界いっぱいに広がる青ガラス。巨大なソーラー発電所が、ベルリンに電力を供給する。サッカー場300個分の土地に敷き詰められたソーラーパネル。自然保護団体の合意を受けた発電所計画。ソーラーエネルギーの賛同者にとっては嬉しい知らせだ。金曜日に、ドイツの需要電力の約半分がソーラーエネルギーでカバーすることができたのだ。ブランデンブルク州の街テンプリンの上空を高気圧が覆い、晴天の中でヨーロッパ最大のソーラー発電所の竣工式が行われた。この発電所では、約150万枚のソーラーパネルを敷き詰めて、フルに稼働させる。バイエルン州の企業Belectricが、この巨大なソーラー発電所をわずか4か月のうちにテンプリン近郊のウッカーマークの地に建設したのだ。かつてはソビエト軍の飛行場として使用されていた土地で、212ヘクタールの面積を青いガラスが覆う。これはサッカー場300個分に相当する広さである。「再生可能エネルギー法の決議という政府や現代を生きる我々市民の選択が正しかったことが、このプロジェクトで証明されることでしょう」連邦議会緑の党議員団長ユルゲン・トリッティンは、竣工式の場でそう話す。経済大臣ラルフ・クリストファーは、この発電所を「ブランデンブルク州で再生可能エネルギーを整備・拡大していくための大きな一歩」であるとしている。3万6千世帯の電力を供給するというこの発電所の定格電力は128メガワットである。「大都市圏ベルリンに再生可能エネルギーを供給するという重要な役割を果たす存在」であるとBelectric社社長ベルンハルト・ベックは強調する。太陽が燦々と輝けば、3万6千世帯に電力を供給することができるという。またソーラーパネルは、年間1億2千キロワット時の電力を生産するという。この設備のためにBelectric社は2億ユーロを投資した。パネルは、アメリカの企業ファースト・ソーラー社のものを使用した。軍飛行場だった土地に巨大な発電所を建設するという計画について、自然保護団体による抵抗・抗議はなかったという。ドイツ自然保護団体テンプリン支部代表のトーマス・ヴォルパーによれば、建設工事による自然景観破壊と、その補償措置についてBelectric社と事前に話し合い、合意する機会があったのだという。ソーラー発電所を建設するにあたり、何百本もの木を切り倒す必要があった。また軍が使用していた建物を取り壊すため、その中に生息する蝙蝠が巣を失うことになる。そこで隣接する松林に蝙蝠の巣箱を設置した。また発電所を取り囲む地域の景観保護のため具体案についても話し合いで決定したという。
Date: 2013/09/01(日)


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