高圧送電塔下の遊戯場
「子どもたちが遊ぶ公園は、高圧送電塔から30メートルの距離にあります。子供たちの健康なんて、お役所にとってはどうでもいいみたいです」ウィーン市ドナウシュタット区の保護者たちを悩ませているのは、数か月にできた子供たちの遊戯場が高圧送電塔の下に位置していることである。彼らが不満を抱くのも、この遊戯場の設置場所の選び方があまりに疑わしかったからだ。「Urban Nature Projects(都市自然計画)」の一環でEU支援金の助成を受けて作られた遊戯場だが、220kVの送電塔から30メートルしか離れていないのである。子供たちが遊んだり、寝転がったりできるように敷き詰められた芝生の真上に、高圧送電線が走っているのである。これに危惧を抱いた近隣の住民が市民運動を立ち上げ、遊技場の移設を訴え始めたのだ。

Date: 2013/09/29(日)


発信塔設置反対運動をする「電磁波過敏症患者」
イザール・アンパー病院の大型暖房設備の塔の上に新しく設置された3本のGSM携帯電話通信アンテナが、住人トーマス・クレーバーの怒りを買った。ÖDP(エコロジー民主党)代表者と、州議会候補者カール=ハインツ・ヨプストは共同して、講演会「無線通信─呪いか祝福か?」を開催することとなった。クレーバー自身の発言によると、彼は「電磁波過敏症」であり、病院から遠くないところに住んでいるという。新たに設置されたGSMのアンテナが稼働してからというもの、自宅の電波の値は200倍にまで上昇したという。アンテナの設置と稼働に際して何の情報も与えられなかったことは、彼に言わせれば「恥知らずな行動」である。無線通信設備が稼働してからというもの、病院の医療局長マティアス・ドーゼや、市長フランツ・ホーフシュテッター(キリスト教社会同盟)に自らの意志を伝え、彼らに宛てて抗議の手紙を送った。しかしドーゼは健康のリスクを認識することができなかったようで、その発言にクレーバーは驚愕したという。クレーバーによると、精神的病、鬱や燃え尽き症候群などのリスクをもつ人々は、無線通信の電磁場によって発生した酸化ストレスによる生物学的作用に苦しんでいることが数々の研究で報告されているのだ。市長ホーフシュテッターは新聞の取材に対して、状況全体を俯瞰する立場を明らかにした。これは市の管轄ではないという。規定の指針値が守られているのであれば、公衆の大半が望むLTEによる高速インターネットを採用するしかないという。「健康にとって危険だと言う証明が存在するのであれば、すぐにでもLTE設置以外の道を探すことにいたします」とホーフシュテッターは話す。彼にとってクレーバーのような人間は、電波に対して「過敏」に反応する人間であるという。クレーバー一人を基準として、市が彼の言うことに応じて、他の市民に対して「独裁制」を敷くことはできないのだという。複数の立場や意見から、この無線設備を精査した。しかしホーフシュテッターは、専門家ではないために結果を評価することができないという。無線通信アンテナの企業Tモバイルに対しても、クレーバーは自身の意志を訴え、8月末までに発信塔を撤去するように要求した。ヨプストは自身が所属する党の無線通信担当者であり、選挙戦ではこれを問題に取り上げた。無線通信といえば、選挙の折に企業から多額の支援金が各党へと振り込まれる。エコロジー民主党は、党則に従って企業からの支援金を一切受け取らない。「自然保護同盟と、エコロジー民主党は、携帯電話を撤廃しようとは考えていません。しかし、電波の指針値を下げることを急務の課題としています」ドイツの生活妨害源政令に国際的な研究の結果を反映させることが要請されているのだ。ヨプストとクレーバーは、緊急通報受理機関の地上基盤無線の設置場所と試験稼働の開始を公開するように市長ホーフシュテッターに対して要請している。これにより電波密度の上昇を防止することができるだろう。
Date: 2013/09/28(土)


地場と神経ホルモン
高圧送電線と自殺者の関係を調査した米国の研究者の発表によると強い磁場にさらされると自殺者の割合が40%高くなることが明らかになったとしています。地磁気の乱れが神経活動に影響を与えたり健康に影響を及ぼすということも様々な分野により明らかにされていますが精神分裂病の患者数が約10周年周期で変化しているといわれていますがこれは太陽の活動の周期と地磁気の乱れが一致しているという研究も行われているということです。動物に超低周波の電磁波を照射すると学習効果が遅くなったり間違ったりすることが多くなるとのことです。これらは脳の神経ホルモンとの関連とも言われています。
Date: 2013/09/27(金)


地下ケーブル敷設の決議(オスナブリュック町議会、架空送電線反対者を支持)
オスナブリュックの地に敷設が計画されている超高圧送電線に対して、反対者たちは地下ケーブルの敷設を要求してきた。これを当地の町議会が支持する形となる。町議会は9月10日、ギュータースロー〜リュストリンゲン間に予定されている380キロボルト送電線を地下に敷設させることを全会一致で可決した。全会一致の議決に歓喜するのは、市民イニチアチブ「Keine 380 kV-Freileitung am Teuto(トイトの地に380kVの架空送電線は不要)」である。Amprion社による送電線敷設計画について、電磁波による健康への影響や、自然や農業に与えられる損害を懸念していたのだ。町議会は今後も市民イニシアチブを支持する方針であるという。町議会の議決は、エネルギー供給網拡大計画にあたりオスナブリュック市の架空送電線については地下への敷設を優先する、というものであった。当地の連邦議員と州議員もまた、地下ケーブル敷設を支持することが要求される。また通信業者に関しても、当地で何かしらの計画を実行する場合は「限りなく透明性のある情報開示が求められる」というのが議決の内容である。架空送電線の敷設にあたり、法的には住宅地からは最低400メートル、一戸建てからは200メートルの距離を最低でも確保しなくてはならないと規定されている。しかしオスナブリュック市の送電線計画については、例外的に間隔を狭めることが申請されていたが、この申請は議会より「地下ケーブルは確かにコストがかかりますが、人間や環境への影響を考えると、より良い措置であります」との議決により却下された。
Date: 2013/09/26(木)


台所の有害物質
食料品を包装するプラスチックは、何トンものゴミとなる。しかし、それだけが問題ではない。プラスチック容器は、様々なフタル酸エステルを遊離させ、肉などに付着してしまう。可塑剤によって精子の質が低下する可能性については既に何年も指摘されてきたことである。デンマークの研究者が、繰り返し実験を行い、証明した。動物実験でも、フタル酸エステルによって精巣の機能が素材される恐れがあることが分かっている。フタル酸エステルの曝露が速いほど、損傷が大きいものと専門家たちは推測している。母親の胎内にいる頃から可塑剤による影響がもたらされるのだ。可能なら、プラスチックの中に詰められた食料品はなるべく購入しないことが望ましい。同様に悪名高いのがビスフェノールAである。缶の内装や、フローリング材に含まれており、2年前までは哺乳瓶やおしゃぶりにも使用されていた。ビスフェノールAそのものの使用を禁止するよう要求する専門家は多い。デンマークではビスフェノールAの使用禁止が施行されている。
Date: 2013/09/25(水)


洋服箪笥の有害物質
ヨーロッパへアジア諸国から輸入された生地などでの問題点が指摘されている。それらの生地はエマルジョン染料やアゾ染料などを含んでおり、遺伝物質を損傷する恐れがあり、アレルギーを誘発するともいわれている。ヨーロッパには有毒物質に対して輸入規制が設けられているが、こうした染料には抜き取り検査が実施されるのみである。この際生地に使用されたエマルジョン染料やアゾ染料に、健康を阻害する恐れのある高い数値が確認されることは稀である。化学物質と接触することによりアレルギーを発症する人々は存在するが、こういった人々も含めて服を来ただけで病気を発症した人々は存在しない。しかし専門家は、新しく服を購入した場合は着る前に洗うことを推奨している。問題は安い給金で生地を生産している国々の人々が、染料による悪影響を受けていることである。彼らは高濃度の染料や化学物質に対して無防備に曝されているのだ。ドイツの専門家が懸念しているのは、アウトドア衣服である。消費者が注意すべきは、ペルフルオロ化合物(PFC)。ペルフルオロ化合物は、素材に撥水性を与える。化学物質が人体の肌を直接的に傷付けることは原則的にはありえない。しかし洋服が洗濯されると、ペルフルオロ化合物も排水と一緒に流れ出る。すると自然環境に侵入してしまい、食物連鎖の過程で消費者の体内へと入ってしまい、ホルモン形成を変える恐れがある。魚の場合では既に証明されている。ペルフルオロ化合物は分解することができない。現代の浄化装置を使用しても不可能だ。
Date: 2013/09/24(火)


住宅内の環境有害物質(子供部屋)
生活環境の中にもリスクが潜んでいる。木製のおもちゃに発ガン性のホルムアルデヒド、アジア製のオモチャに使われた塗料に鉛、合成物質に可塑剤が含まれていて、男性の生殖能力が失われる恐れがある。ドイツの子どもたちの部屋をよくよく調べてみると、相当数の有害物質を見つけることができる。そのいずれもが長期的または短期的に人間を傷つける恐れのあるものだ。さらに、表面を化学処理された家具の多くから、有害物質が室内空気中に揮発する。しかし、これらも証明されていない。室内測定により有害物質の値が増加しており、これが気管支喘息やその他病気の原因であることを証明するのは難しいのだ。自身の部屋の安全性を確認したい場合は、環境研究所に依頼をして、室内の有害物質の測定を実施することを推奨する。費用は約400ユーロである(日本では1か所5万円前後〜)。
Date: 2013/09/23(月)


職場環境に於ける有害物質
自宅に職場がある場合、オフィス内や寝室にレーザープリンターがないか確認した方がよい。レーザープリンターのトナーから発生するホコリは、発ガン性の疑いがある。フライブルク大学の専門家が、ホコリによって細胞に損傷が起こることを証明した。遺伝質に突然変異が発生する恐れがあるのだ。突然変異によってもたらされる結果については、これまでのところ全くの不明である。細胞自身が修復するか、細胞が死亡するか、それとも変性となるか。何が起こっても不思議ではない。連邦リスク評価機関の専門家らは、レーザープリンターのトナーから発生するホコリによる人体への損傷を、充分に証明されていない、との評価を与えていた。支援や医療費の補償は、残念ながらドイツには存在しない。
Date: 2013/09/22(日)


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