ハウスダストや有害物質の調査
肺の中に粒子状物質が堆積していることを証明するには、複雑な手順を踏まねばならず、しかもコストがかかる。いわゆる洗浄療法で、気管支組織を溶液で洗浄し、その溶液を実験室にて分析して粒子状物質の存在を確認するのだ。喫煙者の場合、粒子状物質は必ず見つかる。つまり環境を原因として粒子状物質に身体が汚染されたことを証明するには、非喫煙者の肺を調べることが合理的である。コトブス肺病医療機関が何かを見つけることは、極めて稀である。粒子状物質が肺病の原因となる危険物質であると推測するのは自然なことです。しかし、研究結果による証明が存在しないのです。あくまで推測に過ぎず、センセーショナルな話題に過ぎないといってもよいでしょう。しかし患者数が証明することができないだけに、なおさら危険であるというのが私の意見です。具体的な発症数を証明することは難しい。しかし石炭電力は、交通機関から排出される排気ガスと並んで、環境汚染物質の主要原因である。彼女は、ノヴェリー・ライヒャー。9歳だ。彼女もまた喘息を発症している。一般的な子供部屋と同様に、彼女の部屋もまたプラスチック製のオモチャと、絨毯などホコリを吸着する物質に溢れている。彼女が喘息を起こす原因がどこにあるのか、医師たちも不思議に感じている。不慮の事態が起こるたびに、母が専門家を呼びだす。ノヴェリーの部屋から有害物質を除去するためだ。それが喘息を引き起こしている可能性があるのだ。調査にかかる費用は、家族が自費で払う。約400ユーロだ。国家公認の環境機関ペーター・ブラウンは、忙しい日々を過ごしている。ベルリン市民の多くが住宅内のハウスダストや有害物質の調査を依頼するのだ。ペーター・ブラウンが複雑な機器を組み立てる。この機器で子供部屋の有害物質を検知するのだ。ノヴェリーの病気の原因が見つかるかもしれない。いつから喘息だったのかは、私たち自身もはっきりと分かってはいません。ただ奇妙なことに、2009年9月にこの家に引越してきて、約6〜8ヵ月後に喘息の発作があったのです。それ以前に喘息の兆候があったわけでもなく、それ以前に病気を発症していたこともなかったのです。ペーター・ブラウンが計測するのは、ハウスダストの含有量だけではない。家具などの表面に付着した物質、プラスチック製のオモチャから揮発する物質など全てを測定する。
Date: 2014/01/31(金)


褐炭エネルギー発電所による環境汚染
ドイツで最も環境を汚染しているのが、コトブス近郊の街イェンシュヴァルデの褐炭エネルギー発電所である。環境保護団体グリーンピースの委託でシュトゥットガルト大学が2013年4月に調査し、発表した。住人や市民イニシアチブは、発電所や近隣に位置する褐炭露天堀に激しく抗議をしている。こうした発電所の大きな問題は、高濃度の二酸化炭素を曝露することです。それだけでなくヒ素といった重金属が人間に向かって吐き出されていることの方が、私にははるかに重大です。こういった物質が人間や動物の体内に蓄積され、いつの日か何かが起こるのではないかと懸念しているのです。グリーンピースの研究によると、年間373人が発電所や露天掘によって死亡している計算になる。この数字は極めて脅威的だ。10年間で3700人が命を奪われていることになるからだ。発電所から排出される有害物質によって命を失った人々に関する研究をもとに計算しました。欧州委員会では死亡原因と年間の死亡事例を算定したものがあり、それを換算して373人という死者の数を導き出しました。
ヨーロッパ全体の石炭エネルギー発電による平均死者数を疫学的に計算した結果をもとに、イェンシュヴァルデの死亡率を割り出したのだという。この周域が最も、汚染を受けているという。周辺の地域の汚染が最も深刻なのです。粒子状物質や、その他の排気物質に実際曝されており、健康への影響も小さくはありません。我々自身も事実をよく知る義務がある。カール=ティーム病院コトブスの肺病医療機関は、発電所近くに位置している。そこに勤務する主任医師ミヒャエル・プレディガーは、毎日様々な気管支疾患の治療を行なっている。彼の患者には、イェンシュヴァルデからの患者も含まれているに違いない。気管支の病気の発症、喘息、肺ガンなどは、発電所が稼働して以降は明らかに上昇しており、ドイツ国内の他の州と比べても、この州ほど気管支疾患の重大な上昇が見られるところはないのです。
Date: 2014/01/30(木)


気管支喘息と環境汚染
子どもの気管支喘息と環境汚染との因果関係は証明されていない。ベルリン・シャリテ大学病院の小児科には、もう一つ多数の患者のいる症例がある。主任医師ラウは、それをテーマとする研究に携わっている。シャリテ大学病院は地域最大の病院だ。彼女は、小児喘息についても調査した。我々は、喘息について、そして子供たちが何故喘息を発症するのか把握していません。しかし我々がよく理解していることがあります。二酸化窒素、粒子状物質、二酸化硫黄などの空気汚染物質だけが小児喘息の原因ではないということ、ここ14年、15年で欧州の先進国で子どもや若者に喘息が拡大していることの原因ではないということです。農場の子どもたちは、幼少の頃から塵やホコリなど、あらゆる不純物に囲まれて育つ。彼らがほとんど喘息を発症しないことは、複数の研究で証明されている。都市部の子どもたちに比べて、免疫システムが丈夫に発達したのは明らかである。幼い頃に特定のバクテリアに接触することが関係することが指摘されています。例えば農場に暮らす子供たちが、幼い頃から、そして母親の胎内にいる頃から頻繁にバクテリアと接触し、曝露されている場合、免疫システムが病気にならないように発達する必要に駆られます。そのためにアレルギー反応や、気管支喘息が発症することが稀なのでしょう。
Date: 2014/01/29(水)


ドイツ連邦リスク評価機関と連邦環境保護局
我々人間が晒されているリスクというのは、それぞれ異なります。<煙突から吐き出される死><洋服に含まれる有毒物質><豚インフルエンザの猛威><包装に起因する病気><粒子状物質による年間65000人の死者><日光による皮膚ガン><騒音に起因する病気><危険な病原体・腸管出血性大腸菌><子供たちの喘息><死の光線>そして、リスクの感覚、知覚もまた異なります。そして、その認知というのはメディアに影響されてしまいます。メディアがそうしたニュースを発します。メディアが好んで報道するのは、滅多に起こることのない事象、そして危険な印象を持った事例です。それによって人々が精神的に打撃を受けることなんて関係ないのです。連邦リスク評価機関の任務は、人々の現在の健康状態を脅かすものについて警鐘を鳴らすことである。連邦リスク評価機関は製品や消耗品に含まれる何百という物質を調査する。急性疾患の危険性がないかが問題となっている。連邦リスク評価機関と分業しているのが、連邦環境保護局である。有害物質による環境への長期的な作用結果についての基礎研究を実施している。我々の原則は予防、英語でいうところの「better safe than sorry(備えあれば憂いなし)」です。物質の人間への作用を見た時に、より安全な方を選択したいのです。連邦環境保護局は二つの目的を持っています。環境破壊からの人間の健康を慎重に保護する取り組みと、疫学や実験による学問的に証明された危険や害の回避です。
Date: 2014/01/28(火)


空気汚染と喘息等の気管支疾患
ベルリン市内の交通に加えて、産業もまた粒子状物質排出の主な原因である。粒子状物質は目で見えない程小さく、そして無臭である。暖炉からも粒子状物質が排出されているし、農業の場でも発生している。粒子が非常に細かいために、肺の中に沈積するのである。どういう仕組みなのだろうか?粒子状物質は、どのようにして我々人間の肺を傷つけるのか?粒子状物質の危険は、その細かく小さいサイズにある。100分の1以下の大きさである。そのため上気道を問題なく通過し、身体のフィルターを通り抜け、肺に到達する。そこで組織に堆積して、呼吸疾患や肺ガンを引き起こす。粒子は、肺胞の中にまで侵入する。肺胞では気体の交換が行われ、血液が生成される。肺胞に侵入した粒子は、容易に血液の組織膜へと入り込む。血液と共に粒子が体内を循環し、心臓や脳にまで到達する。すると脳卒中のリスクが発生する。また痴呆症のリスクも高まる。空気汚染物質によって特に危険に晒されるのが子供たちだ。数々の研究ですでに指摘されている。子供たちの身体はまだ発育途上にあり、免疫システムも充分に出来上がっていない。都市圏に暮らす子供たちは病気に発症しやすく、特に粒子状物質や二酸化窒素などの空気汚染物質に曝露することに起因している。深く吸い込んで、長く、長く吐き出す。深く吸い込んで。もう一回。研究によると喘息の発症が上昇しているという。子供や若者の患者のお陰で、気管支炎の専門医は大変好景気だという。診療所は満員である。10年このかた、喘息の子どもの数は増え続けています。ある時は急速に、ある時は緩慢に、上昇のスピードは異なりますが、総括的に見れば増え続けています。ドイツ全土で8〜12%の子どもが喘息を発症していると思われます。進歩と発展により誘発された危機。車や工場の煙突から吐き出される排気ガスに含まれる粒子状物質が、非アレルギー性喘息を引き起こしているのではないかと疑われている。特にベルリンなどの大都市にいえることだ。
Date: 2014/01/27(月)


電磁波測定結果
昨日は大阪の住宅街に電磁波測定に行ってまいりました。大阪の測定士の方にもご協力いただき低周波電磁波や高周波電磁波を周波数帯別に測定しました。低周波に関しては50〜60Hz帯の領域の電界・磁界の測定、2000Hz帯の電界・磁界の測定、高周波に関しては50mHz~3GHzまでのビーコンアンテナと900MHz〜2600MHz帯、2000MHz〜11000MHz帯領域を捉える3通りのアンテナにより測定をさせていただきました。外部の送電線は昨日の測定ではあまり高い数値は検出されませんでしたが柱上変圧器のすぐ近くでは低周波電磁界のわずかな上昇が計測されました。携帯基地局からの2.5GHz以上の高周波も計測されましたがどうやら大きな問題が他にあるということが測定により判明しました。安心したのは症状を発症している奥様が避難されているお部屋の数値が低かったという事です。電磁波過敏症を発症されたという事はつらいことですが、その原因を測定により明らかにされたという事で家族の健康予防に繋げることができ今後のご家族の健康に良い結果をもたらすことになると期待できる事例になりました。ご主人がとても奥様にお気遣いされ、理解があり一緒に勉強されたことが状況確認と今後の防護・予防に繋げることができるようになったのだと感じました。
Date: 2014/01/26(日)


ベルリンの空気汚染
ベルリンの住人にとって問題は、交通である。騒音に並んで、空気汚染は最大の環境問題である。ベルリンの空気は、実際どれほど酷いのか。これを明らかにするのが動物園駅近くのハルデンベルク広場などに設置された観測地である。第一の空気汚染物質、粒子状物質である。測定できるだけではない、実際目に見えている。粒子状物質だけでなく、その他の空気汚染物質も測定される。3.5メートルの高さでの観測。これは建物の2階に相当する高さである。学者たちが計算した理想的な高度である。ベルリン全域で16箇所にある観測所の一つが、ハルデンベルク広場にある観測所である。ベルリンの空気測定を担当するのがベルリン環境・都市開発管理局だ。まず優先的にPM10などの粒子状物質を測定します。また二酸化窒素も測定します。観測所の周辺の交通は激しく、バスも多い。必然的に二酸化窒素が発生します。通り近くの空気汚染は平均的に高いです。二酸化窒素(NO2)は粒子状物質に並んで、空気汚染の主要原因である。環境ゾーンが定められているにも関わらず、ベルリンはEUで規制されている基準値を遵守していない。しかしベルリンに限らず、他の大都市も同様である。とにかく重要なのは、環境ゾーンでは排気ガスの少ない車で運転すること。粒子状物質やNO2の問題は常につきまとっています。2016年から新しい乗り物が導入されることになれば、排気ガスも少なくなり、二酸化窒素の問題は解決することができます。しかし、それが環境に影響するまでには更に時間がかかることだろう。このよう問題は中国のPm2.5のように国際的にも地球全土に影響を及ぼすことが懸念される。
Date: 2014/01/25(土)


騒音と相乗作用にあるもの
空港が閉鎖することを、とても心待ちにしていた住人達に空港閉鎖期限が延長するという通知が来た。彼らにとって悲しいことでも、他の人々にとっては喜ばしいことである。新しいベルリン―ブランデンブルク空港は、来年のいつかに開港することになっている。ブランケンフェルデ=マーロウの地、ヴェーグナー家は新旧シェーネフェルト空港の着陸用緩衝地帯に暮らしている。ここに引越してきたのは8年前。空港からの騒音は、そこまで酷いものではないだろうと楽観的に考えていた。新しい空港が開港となると、飛行機の離着陸数は増えることになる。着陸前10キロメートルを旋回し、離陸後も同様です。その間ずっと我々の頭上で騒音が鳴り響くのです。時間の長さに関係なく……(騒音)……1時間ごとに8〜10機になる予定だと聞いています。絶え間なく発生する騒音に特に悩まされるのが息子のモーリスだ。数年前から、気管支喘息を発症している。しかしヴェーグナー家を絶望へと追いやるのは、騒音だけではない。家の庇には、何やら奇妙なものが堆積しているのだ。数週間ごとに父マイク・ヴェーグナーは庇に貼りついている赤い物質を取り除いている。調査には1000〜2000ユーロかかります。そんなお金そうそう用意できません。学問的な試験なしには証明することはできないが、息子の病気には飛行機の往復が原因していると確信している。2012年1月、我々はヴェーグナー家を訪れていた。モーリスは当時からすでに病気だった。学校には通っていない。喘息が酷く、あらゆる感染源に過敏なのだ。
Date: 2014/01/24(金)


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