電磁波の分類
もし電磁場が霧のように可視化されることがあれば、ヨーロッパの空は北京に劣らず淀んでしまっていることだろう。しかし、こうした形で電磁波を比喩すると、正しい理解を得られない。電磁波という言葉で人々が連想するのは、実際のものとは異なるからだ。また電波にも無線通信や送電線の磁場など様々な種類があって、それぞれ異なる作用を人体に与えるが、多くの人々はこれら電波を混合してしまっている。まずは電波をそれぞれ区別することだ。電磁波は大まかに二つの種類に分けることができる:レントゲンやガンマ線などは電離放射線である。高い周波数とエネルギーを持ち、DNA分子を電離させ、ガンを発症させる。レントゲンが有害だということは、現在では周知の事実である。もう一つは非電離放射線だ:ラジオ波、携帯電話の電波、WLAN、Bluetooth、高圧送電線近辺の電磁場などである。ヘアドライヤーやコーヒーメーカーからも磁場が発生している。つまり一般的に電磁波というときは、非電離放射線のことを指しているのだ。この非電離放射線は高周波と低周波に分類することができる。高周波には携帯電話、WLAN、Bluetoothが含まれる。低周波は交流である。
Date: 2014/02/16(日)


無線電波の届かない特別居住区の設置を求める電磁波過敏症患者たち
ドイツのどこにいても、無線で通信できるようになればいい。それが多くの市民や企業の望みである。政府もまた、国土全体にブレードバンドや高性能の通信網を広げ、供給したいという考えだ。結果として、電波の密度が上昇する。最近ではLTEという新技術によって、インターネット通信が更に早くなり、官庁専用の無線というものも開発されている。連邦放射線保護局によると、新たにアンテナが設置されることにより1キロメートルあたりの電波は40〜50%上昇するという。アンテナから放射される電波は法的に定められた指針値を下回っているものの、人体にとっては有害であるとウルリッヒ・ヴァイナーは確信している。今、彼を動かしているのは一つの使命感だ。白い防護服に身を包み、学校を巡り、警察と話し、陰謀論者やカルト教団などと対話をしている。「誰もが真実を知らなくてはなりません」何千とある活動団体の一つを、ウルリッヒ・ヴァイナーが先導している。過敏症が原因で仕事や友人、財産を失った者がいる。パートナーや子どもから見放されたという話はよくあることだ。
Date: 2014/02/15(土)


フランスで電磁場被爆を規制する法案が成立したとのこと
1月23日にフランスの議会(上院)が「電磁波被爆に関する合理性、透明性、協議に関する法律を可決したとのこと。この法律は、携帯電話やタブレット、WiFi(無線LANの規格の一つ)等から発生する無線周波数電磁場被爆を規制するもので被爆量の削減を目指している。フランス政府では国民の健康を考慮して電磁波の研究を続けている。日本は総ての規制がいつも遅れる傾向がある。他国に先んじてできないようだが今後、少子高齢化で人口減が懸念される中、日本の将来を担う若い人達の健康が心配される。いずれにしても欧米に遅れて数年先には法制化されることになると予想されるができるだけ早い方が望ましいのは確かだ。今から子供を産むことになる若い人や生まれてくる子供達の影響を考えるとどれだけ多くの未来の子供達が被爆を受けることになるかを考えると我々の世代の大人の責任は重い。
Date: 2014/02/14(金)


電磁波の放射
我々は電磁場に囲まれて生活している。この現状に不安を抱く者は少なくない。ただの妄想に過ぎないのか?先頃発表された研究では、驚くべき報告が記されていた。ドイツ南西部の黒い森、深く狭い谷のある地域では、携帯電話は圏外になる。自動車のナビシステムも役に立たない。ウルリッヒ・ヴァイナーは、オーバーオールを身にまとうことで全身を電波から守っている。頭にはフードを被せる。銀糸から作られたネットで目を覆う。峡谷を更に下へ下へと案内し、辿り着いたのは古びたキャンピングカーだ。この車の中で、ヴァイナーは11年もの間、電磁波から避難して生活しているのだ。「我々電磁波過敏症の人間は、カナリアのような存在です」とウルリッヒ・ヴァイナーは言う。「炭鉱でガスが放出されることがあれば、カナリアは真先に木から落ちて死ぬような存在です」カナリアが死ぬのを見て、坑夫たちは炭坑に危険が迫っていることを知ることができたのだ。「我々のように電波を感じ取ることができる人間は」とヴァイナーは続ける「新時代にとって禁忌に等しい存在なのです」アンケートによると、ドイツ人の30%が携帯電話からの電波に対して「不安を抱いている」といい、連邦放射線保護局によると2%弱が「電磁波過敏症」であるという。しかしウルリッヒ・ヴァイナーは、統計には現れていない電磁波過敏症患者の数はもっと多いと考えている。電磁波は燃え尽き症候群の原因にもなるという。睡眠障害、視覚障害、頻脈、頭痛、倦怠感などの症状が現れる。電波に曝露している限り、遅かれ早かれ誰もがこうした症状に苦しむことになるだろう。そうヴァイナーは確信している。

Date: 2014/02/13(木)


電磁場曝露と男性の乳ガン発症リスク
電磁場と男性の乳ガン発症リスクとの関連を探ることを目的とした研究が実施された。メタアナリシスを実施するにあたり、7つの症例対照研究と11のコホート研究を体系的に確認に、95%の信頼区間のオッズ比を使用した。このメタアナリシスのデータは、スタンダードな手法でもって導き出されたもので、デザイン、増大、推定暴露レベル、設置、曝露の種類によって分類分けを行なった。結果として電磁場曝露によって男性の乳ガン発症リスクが統計的に非常に高まったことが判明した(オッズ比=1,3, 95% Kl = 1,14 – 1,52, P < 0,001)。また小グループごとの分析でも、同様の結果が現れた。電磁場の曝露により男性の乳ガン発症リスクの上昇には関連があり得るという結論が導き出された。
Date: 2014/02/12(水)


抗議活動
抗議活動
ハミンケルン市の住民たちは、占有権は自分たちの手にある、と考えている。Amprionは農業団体と契約を結び、「保護区」の拡張を新たに補償することを義務として負うこととなった。しかし住人側は、この同意を拒絶する姿勢である。ヒルマー・デュリゲンに言わせれば、「保護区」とはとんだお笑い草である。「保護区によって守られるのは、人間ではありません。鉄塔の方です」企業側から提供される補償額は500から1000ユーロ弱であるというが、ハインツ・シュルマンはじめ土地の所有者は、企業が彼らを「安く買収する」ためのものであるとみている。彼らが要求しているのは、送電線を地下に敷設することである。地下への敷設には莫大な資金を要するという企業側の言い分を聞くつもりはない。住人団体は、計画が確定するまでのプロセスで、自分たちの要求を認めさせるつもりである。計画が確定するのは総選挙の行われる秋以降のことであるため、住人側の要求をうやむやのまま闇に葬るつもりではないかと見られている。何十人もの住人たちが集結し、抗議活動を行っているが、近々市民イニシアチブ「Isselburg 21」にも加盟する意向であるという。これにより変電所からドゥーティンヘムまで広く抗議活動を繰り広げ、地下敷設を訴えることになるという。
Date: 2014/02/11(火)


ハミンケルン市超高圧送電線下の暮らし
ハミンケルン市に暮らす家族は、Amprion社が現在進めている計画に不安を隠せない様子だ。この計画は近郊のヴェーゼル市からオランダのドゥーティンヘム市へと電線を拡張させるというもの。しかしハミンケルン市の市民たちは、新たに敷設する電線を空中ではなく地下に設置することを望んでいる。デュリゲン一家は、すでに長いこと強電圧の下で暮らしている。220KVの送電線が、屋根から数メートルと離れない位置に走っている。元々この家は田園風の建物であったはずだ。ところが、極々近くに鉄道の踏切が走っているという有様だ。ベッティーナ・デュリゲンは、幼少の頃より強電圧線の下で寝泊まりしてきた。電線が敷設されたのは1974年。110KVと電圧は「小さい」もので、一家の住む土地から20メートル弱離れた位置に敷設されていた。電線そのものは85年前からすでに電圧を搬送していたと、父アロイス・シュミッツは話す。彼と妻マリアンヌは、すでにこの土地からは退いている。エネルギー革命の謳われた時代に、すでに夫妻は子供たちや孫に対する懸念を高めていた。かつて、送電線がドイツ全土に走ることになっても、送電線そのものは無害で人間には何の危険も与えないという専門家の言葉を人々はただ無心に信じていた、と81歳のアロイス・シュミッツは話す。しかし、そうした言葉への信用を今ではデュリゲン一家は持っていない。他の住人も同様である。ただただ懸念を募らせている。エネルギー大企業RWEの子会社であるAmprion社は、周知のように「超高圧送電線」の拡張を計画している。これまで大きな送電線に380KV、小さな送電線には220KVの電圧を走らせるつもりだ。「Umbeseilung(至福の普及)」がプロジェクトの名前だ。名前だけを見ると無害な印象を与える。しかしこのプロジェクトでは、郊外に散り散りに暮らす住人たちの住宅上に走る電線により強い電圧が供給されるだけではない。70メートル弱の巨大な鉄塔が建つ予定なのだ。この計画を3年前に耳にして以来、住人たちの頭から「電磁波」の文字が消えることがない。住宅の価値が大きく下がるであろうことは言うまでもない。高齢者ホームを経営するウルスーラ・クラーマーも、住宅の価値が下がる未来に危惧の念を抱いている。強い不安を抱く住人たちは続々と引越をしている。また計画を問題視する住人たちが集まり、迫りくる未来を阻止するべく立ち上がった。もっとも、計画を阻止するチャンスはあまりにも少ないが。
Date: 2014/02/10(月)


電線の地下敷設
ケルン市民は架空送電線の近隣の住人たちと協力して、住宅地付近の電線は地下に敷設するように要請している。市民イニシアチブ「Pro Erdkabel Köln-West(ケルン西部地下ケーブルに賛成)」も創設した。新たな送電線の敷設予定地に暮らす1500人の市民が抗弁権を行使し、公聴会を実施するところまで漕ぎ着けた。公聴会は近々開催されることになっている。しかし架空送電線の建設を阻むことはできないだろうとマウゾルフは考えている。「地下ケーブルは、従来の送電線に比べて費用がかかります。また、我々住人側にはロビーとなる存在がおりません」一度決定されたものは、その通りに事が運ばれるのだという。「私たちは不満を訴えることすらできないのです」元々、送電線は住宅建設からは最低でも400メートルは距離を置いて敷設することが法的に定められている。「しかし、これが適用するのは全く新しい送電塔を建てる場合のみです。以前から立っている送電塔を建て替える際には、適用されないのです」新しい送電線はマウゾルフの住宅から80〜150メートル離れた場所に敷設されるという。
Date: 2014/02/09(日)


現行ログ/ [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216] [217] [218] [219] [220] [221] [222] [223] [224] [225] [226] [227] [228] [229] [230] [231] [232] [233] [234] [235] [236] [237] [238] [239] [240] [241] [242] [243] [244] [245] [246] [247] [248]
キーワードスペースで区切って複数指定可能 OR  AND

**HOME**
000533
[TOP]
shiromuku(u2)DIARY version 2.72