ラドンの人体における健康影響
高濃度のラドンを含んだ空気を吸収した場合、その娘核種が気管支の分岐点や肺の内部に付着して、そこで壊変しながらα線(放射線)を放出することから、肺癌を引き起こす可能性があるといわれています。ただし自然の屋外濃度(5レベル程度)ではほとんど問題はないと言われています。英国での住居内のラドン対策レベルは200Bq/m3 以上といわれており地域における住居内ラドン濃度が200Bq/m3以上である住宅が1%以上ある場合、ラドン影響地域とみなされているとのことです。ラドン濃度が対策レベルを超えている場合は、改善策をとるよう勧告しているそうです。 
Date: 2017/04/04(火)


近年の住宅内におけるラドンの動向
伝統的な日本の木造住宅は、欧米の家屋に比べてラドン濃度は低く問題にならなかったのですが、最近の住宅はアルミサッシの普及などにより気密性が高くなっています。また、省エネルギー対策でさらに気密性の高い住宅が開発されています。そのため、住宅の敷地の地下土壌や、建材(コンクリート、石、土など)などの建築材料から放出され、室内に滞留するラドン濃度は通常屋外の約数倍から多いところでは数十倍高くなっていると言われています。そのため、日本の住宅のラドン濃度も欧米なみに高くなってきていると言われています。 
Date: 2017/04/03(月)


ラドン濃度
ラドンはウランの崩壊過程で発生する希少ガスで、ドイツでは自然放射能負荷の約50%の原因になっています。大阪、奈良、広島周辺に花こう岩質の地層が多いため、その周辺のラドンは1m3当たりの全国平均を上回っているといわれています。全国平均ラドン濃度は1m3当たり39ベクレルという報告もあります。欧米においても、1960年代の中ごろまでに建設された戸建てや集合住宅では、問題が発生しやすいといわれています。この時期までの地下室は一般には床下には充分遮蔽せれておらず、ラドンが入り込みやすくなっています。地下室が最も影響を受けやすく、1〜2階の居室部分は影響が少なく、最近の建物は、厚い基礎の上に建っているので、ラドンは侵入せず、一般的に問題となっていません。さらに大都市では今のところ異常なラドン値は検出されていないようです。ラドン自体は人間にとって、崩壊過程で発生する放射性重金属に比べ、それ程危険ではありません。閉めきった屋内では、壁や床から天然放射性物質であるラドン(気体)がしみ出し、屋外よりも高濃度になることがあります。特にコンクリートの打ち放しで換気が行われていない建物内で著しいが、日本の木造家屋内でも、全国平均で屋外の約2倍、空気1m3当たり10ベクレル(※3)程度であるといわれています。
Date: 2017/04/02(日)


自然による放射線
地殻や建物には各種の天然の放射性物質が含まれています。人体にもカリウム40といった天然の放射性核種が含まれています。また地球の外からは、たえず宇宙線と呼ばれる放射線が飛び込んできます。こうした自然の放射線は避けることができません。関西の花こう岩の多い地域と、天然放射能の含有量の少ない関東ローム層の地域とでは、自然放射線の強さが異なります。また宇宙線の強さも緯度によって変わり、上空に上ると強くなります。日本人は年間平均約0.4〜0.45ミリグレイの放射線を浴びています。ちなみにグレイとは電離放射線を照射された物体が単位質量当たりに受け取るエネルギー(吸収線量など)をあらわすSI(国際単位系)単位で、ジュール毎キログラムに相当します。また宇宙線からは年間約0.3ミリグレイ、体内の放射性物質からは年間約0.2ミリグレイを浴びています。自然放射線は合計約1ミリグレイになります。
Date: 2017/04/01(土)


呼吸によるラドンの内部被曝
次にラドンでの被曝量を考えてみます。屋内の空気中のラドン量以前、全国平均で15.5 Bq/m3、福島県は15 Bq/m3。ちなみに最高は広島県の33 Bq/m3, 最低は宮城県の10.5 Bq/m3とのことです。以前の資料ではアメリカ合衆国における屋内平均は48 Bq/m3, コロラド州のアスペンでは屋内平均315 Bq/m3とのことです。部屋を閉めきると、コンクリート建築内でのラドン濃度はどうなるのかという実験で使用した建物では、通常では室内のラドン濃度は12-15 Bq/m3と日本でのごく一般的な数値でしたが部屋を密閉すると、約200 Bq/m3まで上昇したとのことです。、換気をおこたって室内に引きこもると却って被曝量が増加することになります。風のそう強くない日は換気をした方があらゆる健康リスク軽減につながるのではないでしょうか。
Date: 2017/03/31(金)


室内空間のラドン対策
室内空気のラドン濃縮量は十分な換気により減少させることが可能です。また考えられる限りにおいて、屋内へのラドン侵入経路を絶つことも重要です。コンクリート建築で換気を止めると室内に放射性物質のラドンがこもるので被曝量が逆に増加するとも割れますが。資料をもとに考察してみます。地下室において天然放射性物質ラドンの影響が大きいとの心配の声も聞かれます。 人体に与える影響として、血中の中性脂肪やコレステロールの代謝を促すなどのプラス面もあることは、ラドン温泉等の効能からも想像される。一方で発ガン性が多少なりともあるのではないかという疑問は、ラドンが欧米においても自然放射能負荷の原因にもなっているため否定はできない。とはいっても発ガン性に対して神経質になってみれば、化学系床材(塩ビ系)や防虫処理、接着剤(フォルムアルデヒド等)、ポリ塩ビ系壁仕上げから検出される室内汚染の影響、ダイオキシンやフロンの発生等々と比較してみれば、自然界から受ける自然放射性物質というのは人体にとって微々たるものと考えられます。 空気滞留が他の階に比べ大きい地下居室に大切なことは、室内換気と壁の遮蔽性への配慮であることは間違いありません。

Date: 2017/03/30(木)


地盤、基礎、コンクリート等から発生する物質ラドン
ラドンは自然界に存在する物質で、大地やコンクリートの壁から湧きだしてくる気体です。ラドンは、3,8日の半減期を伴う自然発生の放射性希ガスで、226ラジウムの分解によって発生します。岩盤中にはウラン(U238)が含まれています。これが崩壊するとラジウム(Ra226)となり、さらに崩壊するとラドン(Rn222)になります。また建物のコンクリート内にも微量のラジウムが含まれているため、ここからラドンが発生します。ラドンはα粒子を発するため呼吸により肺で内部被曝を生じます。アメリカでは毎年2万人前後がラドンによる肺がんで死亡しているとされ、アメリカ環境保護庁(EPA)による防護キャンペーンが行われています。建材もしくは建築用地の放射性核種の分解により、ラドンは室内空気中に達し、そこで増幅します。ラドン対策として最も重要なのは換気で、部屋の空気を外気と入れ替えることで室内に篭るラドンを追い出します。統計によると、ラドンはその間にタバコに続く、肺がんの2番目に高い要因へとなっていきます。
Date: 2017/03/29(水)


室内空気質に影響する化学物質の発生源
今まで シックハウス症候群や化学物質過敏症を発症させる原因となる物質等を挙げてきましたが室内空気質に影響する化学物質の発生源について考えていきます。建築物からの発生源と化学物質についてです。まず建物の基礎や構造部分の材料、内装材、設備機器、配管、配線材料、塗料、接着剤等の人工的な建材、あるいは自然素材からも化学物質が室内に放散し影響を及ぼすこともあります。建物を形成する多くの素材に化学物質が含有されていることが考えられます。自然の清浄循環メカニズムと人の体も似ていますがどれだけの化学物質を受け入れ排泄することができるかによって人の障害の発症の限界値が変わってきます。今後は具体的に発生源、発生する化学物質、人の免疫システム、循環システムについて考えていきます。
Date: 2017/03/28(火)


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