パッシブ測定器で、室内空気の測定が可能
自身の暮らす室内の安全性を確認したい場合、バウビオロギーの専門家を頼るといい。化学物質(「住宅の毒」)、微生物による損傷(「カビ」)、そして電磁波に基づいて住環境を調査する。TÜV Nordの場合は、まずいわゆるパッシブ測定器を使用して室内の安全性を精査する。「我々が送った小さなパイプを14日間室内に吊り下げてもらいます。それを我々が、有害物質がないか調べるのです」とシュヴァンペ。連邦環境局が定めた室内空気の指針値に基づいて、結果が報告されることとなる(www.umweltbundesamt.de)。検査には360ユーロがかかるが、カビの胞子についての調査は実施されない。室内の有害物質による被害を事前に防ぐためには、家具や建材を購入する時点で検査標章の貼られた製品に注目をしたいところだ。「たとえばブルーエンジェルというものがあります」とシュヴァンペ。ブルーエンジェルなど検査標章のある製品は、環境に優しい製品であるという認証を受けたものである。更に一歩進んだ措置をとっているのが、フライブルクにあるSentinel住宅協会である。このイニシアチブは数年前より、ドイツ連邦環境基金の支援を受けて、工務店と提携して確固とした良質な室内空気を契約として顧客に保証するというプロセスを編み出してきた。「それぞれの住宅の在り方に従って、民法典に則った品質協定を書式で保管することで、施主のご家族が良質な室内空気を求める権利を有することができるようになります」とは共同経営者の一人ペーター・バッハマンの言葉だ。この際、一物全体として住宅を捉えることになる。「建材をそれぞれ個々のものとして評価するのではなく、乾燥、塗装、フローリング、タイル張り、密封剤などを組み合わせた存在としてみなします。シリコン、接着剤などなど「小さな」建材や補助剤を含めての職人の作品が住宅なのです」とバッハマンは言う。事前に建設に携わる関係者全員が、最善の施工プロセスを実施するための研修を受ける。「室内に使用する建材はまず戸外で寝かせて換気させることが重要であることなどを教えます。また自宅内では原則的に禁煙、ほうきで掃き掃除するのではなく、掃除機でゴミを吸い取ることで、室内で受けるストレスを極力減らすようにすることも伝えます」タイル張り職人は、アングルグラインダーを使った作業は建設物の外側でのみ実施することが推奨される。こうしたハンデ状態を維持するように、現場監督は目を光らせなくてはならない。「建物の完成から4週間は、専門家によって住宅が有害物質をほとんど含んでいないかどうかを精査することになります。しかし、あくまで「ほとんど」含んでいないレベルです」とバッハマン。有害物質を全く含んでいない建設物というものを保証することは不可能なのだ。アレルギーを誘発する因子が様々に存在するためだ。室内空気が良質であると証明された場合は、健康パス認証を受ける。
Date: 2014/03/15(土)


シックビルデイング症候群に関する文献
TÜV Nord Umweltschutz GMbH& CO. KG(北ドイツ技術検査協会環境保護社)の研究所所長ヴィルフリート・シュヴァンペの報告によると、「部屋中にシックビルディング症候群に関する文献で埋め尽くすことが可能」なほどに、「病気の家症候群」に関する情報が大量に発信されるようになっているという。ある建物に暮らす住人が体調不良に陥り、それが明らかに建物に滞在してから現れたもので、原因を特定することができない場合、シックビルディング症候群を発症したといえる。具体的にどういった症状が現れるのかについては、ミュンヘンの環境協会がホームページで概要を掲載している。
Date: 2014/03/14(金)


健康的な住環境──有害物質のない暮らし
施主と改修業者が契約上合意する点に、良質な住環境がある。Sentinel住宅協会はこれを可能にする。室内空気はどのように検査するのか、そして最良質な室内空気を供給するにはどうすればよいのだろうか。過去10年間で、アレルギー患者の数が急上昇している。「ドイツ国内のアレルギー白書」によると、およそドイツ人の4人に1人─つまり約2000万人─がアレルギーをもっているという。アレルギー誘発物質に関しては、常に判然とするわけではない。しかし医師やバウビオロギー専門家が推測するに、身の周りの環境に潜む有害物質が一因子である可能性があるという。その多くが室内にあるとみられている。健康的な住環境が重要なのは、こうした背景があるためだ。特に世間を驚かせたのが、ホルムアルデヒドや、フローリングに使用される溶剤、カビの胞子に関する報告であった。これらの物質はいずれもアレルギーやガンを誘発する疑いがある。例えばホルムアルデヒドはほとんど無臭に近く、昔のパーティクルボードや合板、プレハブ木材などに含まれている。強烈な木材保護剤だったので、1960年代から1980年代に木造住宅などで使用されていたのだ。ホルムアルデヒドが危険だと言われるようになったのは、現在では禁止されているDDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)、リンデン、ペンタクロロフェノールを含んでいたためである。
Date: 2014/03/13(木)


EU 殺生物剤(バイオサイド)製品の安全性の改善、認可申請手続きの簡素化を実現する規則施行へ
欧州委員会は、2013年9月1日のバイオサイド製品規則の施行に伴い、バイオサイド製品の安全性が大幅に改善し、EU域内における関連製品の使用と流通に対する認可申請手続きが簡素化し、域内市場に重要な進展がもたらされるとするコメントを公表した。新規則は、バイオサイド製品のEU全域で共通の認可申請を実現するもので、企業は、製品を直接、EU市場全域に流通させることができる。製品認可申請手続きの簡素化と効率化などによって生まれる経費削減額は、10年間で27億ユーロに達すると試算されている。また、データの交換が義務付けられることから動物実験の数は減少し、さらに実験の際には、柔軟で賢明な方法が求められる。また、新たに設置されるITプラットフォームが、今後、市民への情報提供の役割を果たす。【欧州委員会環境総局】

Date: 2014/03/12(水)


家庭内で問題視すべき化学物質
食料品を包装するプラスチックは、何トンものゴミとなる。しかし、それだけが問題ではない。プラスチック容器は、様々なフタル酸エステルを遊離させ、肉などに付着してしまう。可塑剤によって精子の質が低下する可能性については既に何年も指摘されてきたことである。デンマークの研究者が、繰り返し実験を行い、証明した。動物実験でも、負耐える酸エステルによって精巣の機能が素材される恐れがあることが分かっている。フタル酸エステルの曝露が速いほど、損傷が大きいものと専門家たちは推測している。母親の胎内にいる頃から可塑剤による影響がもたらされるのだ。可能なら、プラスチックの中に詰められた食料品はなるべく購入しないことが望ましい。同様に悪名高いのがビスフェノールAである。缶の内装や、フローリング材に含まれており、2年前までは哺乳瓶やおしゃぶりにも使用されていた。ビスフェノールAそのものの使用を禁止するよう要求する専門家は多い。デンマークではビスフェノールAの使用禁止が施行されている。
Date: 2014/03/11(火)


粒子状物質が危険な理由
粒子状物質の粒子は、100分の1ミリメートル以下の大きさである。上気道のフィルターを通り抜けるほどの大きさだ。上気道を通過し、肺胞深くまで到達してしまう。肺胞の内部では気体の交換が行われているが、ここに微粒子が沈積し、気管支炎や肺ガンなどの病気を引き起こす恐れがある。肺胞の組織膜を通過した微粒子は、さらに血液の中へと侵入する。体内を循環し、心臓や、脳にまで到達する。粒子状物質が脳に到達するk十により、脳卒中や痴呆症のリスクが高まるのだ。粒子状物質や二酸化窒素といった有害物質により、特に子どもたちに損傷が現れると言う報告は多い。子供たちの身体はまだ発育途上にあり、免疫システムも充分に出来上がっていない。小児科の報告によると、特に都市部で喘息の患者の数が上昇し続けているという。患者の12%にも上るという。こうした報告により、小児喘息や気管支炎の上昇は、車や工業地帯の煙突からの排気ガスに直接的な原因があるのではないかという疑念が浮かび上がってきた。しかし、実際のところ小児喘息や気管支の病気と、都市部の環境の影響との直接的関連を証明した調査が存在しないのである。都市部の子どもたちは、地方で育つ子供たちに比べて、明らかに不利な点が一つある。農村の子どもたちの身体は「鍛えられている」。幼い頃よりホコリや汚れに囲まれて育ってきたのである。免疫システムが丈夫に形成されていったのである。加えて地方の子どもたちは、母親の胎内にいる頃から、農場の動物らを通じて、特定のバクテリアと接触している。病原体との接触により子供の免疫システムが後天的に強くならざるをえなくなるのだ。そのため地方の子どもの喘息発症率は、都市部に比べて圧倒的に低い。大気に含まれる窒素酸化物、二酸化硫黄、粒子状物質だけが、都市部の子どもが喘息を発症する理由ではない。過去50年間の子どもや若者の喘息の上昇は、環境ストレスだけが原因ではないようである。
Date: 2014/03/10(月)


車の排気ガスによるリスク
化学物質や騒音等の人的公害と同様に深刻な影響が指摘されているのが大気汚染である。粒子状物質と二酸化窒素が原因である。粒子状物質の発生源は道路交通、暖炉、農業、そして工業地帯である。二酸化窒素は有毒性のガスで、石炭やガス、石油を燃やした時に発生する。その発生のほとんどがトラックや車の交通によるものだ。道路交通によって発生する粒子状物質を減らすため、他の都市部と同様にベルリンには環境ゾーンというものが存在する。市内では2008年より有害物質排出の少ない車のみの常用が許可されている。有害物質排出が少ないものは、緑色のラベルが貼られている。その他の車については黄色のラベルが貼られ、例外規制が適用される。環境ゾーンの導入により、ディーゼルによる煤の値を約半分にすることができるようになったという。しかし大きな課題が未だに残っている。ベルリンにはEUで規定されている指針値を今日まで遵守できずにいるホットスポットが存在する。ベルリンだけではない。ヨーロッパの他の都市も同様である。ベルリンの「ホットスポット」は、高速自動車道A100、ライプツィヒ通り、ポツダム通り、フリードリッヒ通り、ヴィルヘルム通り、ドロテーン通り、エルゼン通り、アルト=モアビット通り、テンペルホーフ・ダム通り、コローネン通りである。すぐにでもドイツ政府側が汚染値の低下に向けて対策を講ずることを、EU側は望んでいる。排出ガスの少ない乗り物が新たに導入されることにより、目標値に近付ける見込みであるという。
Date: 2014/03/09(日)


都市部の騒音
ベルリンに暮らす約3万人、つまりベルリン人口の約10%が終わることのない騒音に悩まされており、その音量たるや規制値を超過している。日中は45dB、夜間には60dBが保たれることが本来法で定められているのだ。騒音の発生源は例えば深夜工事で、少なくとも100dB以上の騒音が起こる。これは50メートル上空を飛ぶ飛行機の騒音と同じレベルである。同レベルの騒音は、ベルリン・テーゲル空港からも発生している。2分に1機の飛行機が、街の上空を飛ぶ。特に午前6時から12時がピークだ。着陸時のピーク値は90dBを超えて利鵜。テーゲル空港は元々2011年の閉鎖が予定されていた。シェーネフェルトの地のベルリン・ブランデンブルク新国際空港の開港が延期となり、しかも開港時期が未定とされている。 騒音による病気に関しては100年以上前から医師によって報告されている。頭痛、睡眠障害、神経質、免疫防衛障害、循環器の問題など。夜間の飛行機の騒音は神経を苛立たせるだけではない。心筋梗塞や卒中発作のリスクを高める。ケルン・ボン空港周域で実施された研究の結果である。かの地では10万人の患者のデータが照合された。1晩に30〜60機が飛ぶことでストレスが高まり、血管の機能を阻害する。アドレナリン濃度が高まると、血管が硬くなるのだ。また騒音によって集中力が低下する。騒音による悪影響については、学校に通う子供たちを対象にした様々な研究で指摘されている。また飛行機の騒音は、睡眠のリズムにも悪い影響を及ぼす。人体を癒す深い眠りは、静寂によって訪れるものだ。夜間にストレスを受けることで、喘息や上気道の病気を発症するリスクを高める。
Date: 2014/03/08(土)


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