電気自動車のエレクトロスモッグについて
ハイブリッドカーや電気自動車に関するエレクトロスモッグに関する問い合わせが時々あります。電気自動車のエレクトロスモッグ汚染に関する質問に対する一般的な答えはありません、なぜなら私たちはシリアル測定を持たず、個々の車の測定結果によるからです。すべての車は、ブランド、モデル、機器によってエレクトロスモッグへの曝露が異なります。低周波電磁界と高周波波も区別する必要があります。ディーゼル車では、通常、低周波電磁界へのばく露はガソリン車よりも低くなります。電気自動車では、低周波電磁界へのばく露は一般にディーゼル車やガソリン車よりも高くありません。電子機器が少ない車(たとえば、古い車など)では、低周波電磁界への曝露は通常、「ローリングコンピューター」とも呼ばれる高電子機器を搭載した車よりも低くなります。高周波への曝露を最適化するために、過敏症の方についてはハンズフリーシステム、WLAN、Bluetooth、キーレスエントリー、その他の無線機器を含む携帯電話のスイッチを入れたり、車内で使用したりすることは当然控えておられることとおもいますが、具体的な声明を出すことができるようにするためには、テストドライブ中に、たとえば電磁波調査士等の測定技術者による測定が必要です。しかしあなたが毎日車の中で多くの時間を過ごすのでない限り、車内のストレスは過大評価されるべきではありません。それよりも、睡眠スペースを最適化することが大切です。ードイツ環境に関する諸氏のアドバイスより。
Date: 2025/05/19(月)


電磁波に関する恣意的な評価
日本でも電気産業に関連のある機関からは電磁波に関して高周波も低周波も今のレベルでは健康に影響はないと伝えているがそれは世界的にも経済に配慮してか同様のスタンスである。しかし企業側は率先して予防原則に基づく各自の対策を啓蒙することが自らの繁栄の礎となることを自覚するべきです。2024年9月、世界中で「携帯電話の使用はがんリスクを高めない」とする報道が拡散された。これは、ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)関係者による研究を根拠とするが、その科学的信頼性には疑問がある。ドイツ連邦放射線防護局(BfS)も関与しており、独立性の欠如が指摘されている。問題の研究はWHOの正式な評価ではなく、ICNIRP系の科学者たちによって作成されたプロトコルに基づいたもので、WHOによる正式な結論は2027年以降に持ち越される予定である。報告された研究の多くは疫学研究のみを対象とし、生物学的作用機序や動物実験を除外しているため、因果関係を判断するには不十分である。また、研究結果の中でも「中程度の確証」や「確実性が低い」という慎重な表現が用いられているにもかかわらず、報道では「リスクなし」と断定的に伝えられている。ICNIRP関係者が主導する研究が「リスクなし」と結論付ける傾向にあることも問題視されている。一方で、米国のNTP研究やイタリアのラマッツィーニ研究など、携帯電話の発がん性を示す有力な研究は無視または過小評価されている。さらに、ICNIRP研究では過去に高リスクとされた年齢層(例:59歳以上)を除外するなど、恣意的なデザインも見られる。最終的に、この報道は業界に有利な情報操作の一環であり、ドイツの納税者資金で支えられる機関によって科学的中立性が損なわれているとの批判がある。科学的な評価には、疫学、生物学、動物研究など多角的な視点と、ブラッドフォード・ヒルの基準に基づく因果関係評価が不可欠であるとされる。
Date: 2025/05/12(月)


住環境の人工ストレスに負けない!ホリスティック的健康習慣で免疫力アップ
現代の住環境には、目に見えない“人工ストレス”が数多く存在します。これらの負荷が大きくなると身体にとって慢性的な負荷となり、知らず知らずのうちに免疫系を疲弊させます。これらに対抗するためには、部分的な対処だけではなく、身体・心・環境を統合的に捉える「ホリスティック」なアプローチが有効です。まずは環境要因の最小化が基本です。そのうえで重要なのは、自然とのつながりを取り戻すこと。朝日を浴び、裸足で庭に立つ「アーシング」や、深い呼吸法、ゆっくりとした入浴、森林浴などは、自律神経を整え、免疫を再活性化させます。栄養も含めた生活全体を見直すことが、最終的なストレス軽減と健康増進につながります。人工的なストレスに囲まれた現代こそ、「住まい」を整え、身体本来の治癒力を引き出す住環境づくりが求められています。
Date: 2025/05/05(月)


聞こえない騒音「低周波音」がもたらす体への影響
近年注目されているのが「超低周波音及び低周波音による体調不良」です。超低周波音は一般的な“音”としては感じ取れない、20Hz以下の周波数帯域の音で、主に風力発電による風車などから発生します。問題は、その音が耳に聞こえなくても、振動として身体に伝わる点です。耳鳴りや不眠、頭痛、胸部圧迫感など、症状は多岐にわたり、原因が分からず長期間悩む方も少なくありません。超低周波音は一般的な騒音計では測定が困難なため、FFT解析などを用いた専門的な測定が求められます。低周波音は20Hz超〜80Hz帯域の周波数帯の音で空調設備や給湯器、近隣の変電設備などから発生します。これらの騒音は、波形解析や周波数評価を通じて、こうした“感じるけれど測れない不快感”の見える化が行われます。
Date: 2025/04/28(月)


家庭内に潜む高周波電磁波とその評価・低減手法
住民から「Wi-Fiルーターやスマートメーターの電磁波が体調に影響しているのでは」といった懸念の声が寄せられていますが実際、家庭内にはRF-EMF(Radio Frequency Electromagnetic Fields:高周波電磁界)が常時発生しており、無線LAN機器、コードレス電話、Bluetooth機器、スマート家電などによって、曝露環境は日々複雑化しています。またこれは例え自室においてそれらの機器を全く使用しなくても隣室や隣家や基地局から同様の電波が入ってきます。これらの被害を低減するためにはシールド等の施工をする必要があります。特に、就寝環境における頭部近傍のWi-Fi機器や電気毛布の使用は、メラトニン分泌の抑制や睡眠の質低下との関連が一部研究で指摘されています。当協会では、高周波電磁波測定器および低周波測定器による定量評価を実施し、曝露源の可視化と共に電場強度・電力密度の数値的把握を行っています。これに基づき、機器配置の見直しや電源の遮断タイマー導入といった低減措置の提案を通じ、電磁的負荷の最小化を図っています。今後は、電磁環境のマネジメントも住環境設計における重要な要素として位置付けられるべきでしょう。
Date: 2025/04/21(月)


春の室内に潜むカビのリスクとその対策
春は気温と湿度が徐々に上昇し、室内環境にも変化が現れる季節です。とくに注意が必要なのが「見えないカビの前兆」です。カビは湿度が60%以上、温度が20〜30℃で急激に繁殖しやすくなります。浴室や脱衣所、押し入れ、そしてエアコン内部は特に要注意です。カビは胞子を空中に飛ばし、吸い込むことで気管支炎やアレルギー症状を引き起こすことも。早めの対応としては、湿度管理と換気の徹底、必要に応じた機器の内部清掃が有効です。私たち住環境測定士は、表面に現れない隠れカビの存在を各種測定機器で評価し、住まい手の健康を守る支援を行っています。家の中の「静かな異変」に目を向けることが、快適な暮らしへの第一歩です。
Date: 2025/04/14(月)


住環境測定における注意点
住環境に関し人体に影響を及ぼす要因は様々です。電磁波に関しては磁界の測定を要望される方、電界の測定あるいは高周波の測定、騒音、化学物質と単独に依頼されるケースがほとんどといえます。単独に測定を依頼するのであればそれぞれを専門とする測定者に依頼することになるのですが、本来住環境下における人体に影響を及ぼす環境把握に関しては総ての項目を把握できなければなりません。また住環境下における住まい方、生活習慣、年齢、性別などを考慮しながら疾病に至る原因を推定し解決策を模索しそれを一つ、一つ実行しながら結果を検証していかなければなりません。建物内には化学物質による汚染、カビ、ラドン、電磁スモッグ、騒音など、病気の原因となる他の要因が存在する可能性もあることを常に指揮しておく必要があるのです。したがって1 つの問題だけに焦点を当てるのではなく、全体的な意味ですべての健康リスクを可能な限り回避することが賢明です。
Date: 2025/04/07(月)


ヒートポンプからの騒音低減方法
ヒートポンプからの騒音を低減するための方法についての例示ですがまずポンプ等の騒音レベル(dB)が低いヒートポンプを選択してください(エネルギーラベルの情報をご覧ください)。 UBA によれば、55 dB (< 6 kW) 未満または 60 dB (6-12 kW) 未満の値のヒートポンプは特に静かです。自分の建物内や近隣の人に迷惑な騒音を起こさない場所を選択してください。ヒートポンプの設置場所と、ヒートポンプの空気入口と出口の位置を、自分の建物と近隣の建物から十分な距離を保ちます。理想的には、反対向きにします。寝室などの機密性の高い部屋やエリアは通常、道路から離れた場所にあるため、道路に向かって配置すると便利な場合がよくあります。 LAIはこの目的のためにガイドラインとオンラインアプリケーションを提供している[4]。屋内に設置すると、近隣に届く騒音は最小限に抑えられます (ただし、技術的な理由により、すべてのヒートポンプでこれが可能というわけではありません)。屋外ユニットをコンクリート、タイル、アスファルトなどの硬い床の上に置かないでください。砂利、芝生、樹皮のマルチなどの音が柔らかい表面が適しています。
デバイスを基礎の上に分離した状態で配置します(例:振動ダンパー、ゴム製分離マット)。
ヒートポンプの近くの音を反射する壁や部品を吸音材で覆います(低周波ノイズにはあまり効果がありません)。ファサードを緑化してもほとんど効果はありません。
必要に応じて、ユニットの前面の防音壁から、内部の音を吸収する完全に分離された防音フードまで、屋外ユニットを保護します。
振動を低減した設置と冷媒および水道管への柔軟な接続。
Date: 2025/03/31(月)


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