日本では電気・電子機器に関する電磁環境問題に関しては1975年頃から環境電磁工学として電波関係技術者の間で注目され対策がなされてきました。人の目で見ることができるのはごく限られた波長域の電磁波を光として感じるにすぎませんが、「全波長域の電磁波に対して感度を持つならば地球上で様々な発光体が光り輝いて見えることに。それは色とりどりの閃光による電磁波スモッグと称する様相となるでしょう。電子機器類に対する電磁波障害を防ぐ方策は、機器の電子装置のガードを固くし電磁波の影響を受けにくくする、電気・電子機器の電磁波放射を抑制し、環境をクリーンに保つことです。これを両立させて電子機器を正常に作動させることがEMC(電磁両立性)という考え方です。電磁波を発する機器、影響を受ける機器、さらに本来は人体に対する生理学的な影響に関しても考慮し技術的・経済的に妥当な線で両立性を図るべき、として機器類の正常性を維持するためには多くの予算・労力・時間が費やされてきました。しかし最も重要である人体に対する影響に関する本格的な研究には電磁波過敏症を発症している人々の声を聞くこともなく費用や労力が費やされることはありませんでした。これは機器の開発・販売に比しひとえにその成果として経済的な恩恵を受けることが少ないとゆう理由からですが本当に重要なのは経済より環境や人類の未来です。
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Date: 2025/01/13(月)
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