室内の気流
気流は、人体から対流および蒸発による熱放散を促し、冷却作用によって体感をよくします。室内でどの程度の風速が快適かは、温度、湿度などの他の要素との関係で決まりますが、その値は有効温度などによって求められます。一般に快適な風速は約1m/s以下で、夏季は大、冬季は小さいほうがよく、特に暖房時は在室者が知覚しない程度が望ましいのですが、風速が0.5m/s程度になると風が知覚きれます。なお、気流は一定限度内でリズミカルに変化すると新鮮感を起こすといいます。 冬の寒風は、室内に侵入して0.2〜0.25m/s以上になると賊風となり、不快であるので、特に窓やとびらのすきまには注意が必要です。

Date: 2017/02/09(木)


室の周壁断熱効果
断熱的でない室では、放熱器の温度を高めなければならないから、特に対流式の場合には天井付近の温度が上がりやすくなります。室の周壁を断熱的にするとともに、適当な換気設備や空気循環設備によって天井付近に高温空気が停滞しないようにすれば、上下の温度差を少なくするのに効果的です。水平方向の温度分布は、暖房器の種類、位置、室の形、すきま風などによって異なります。ストーブなどでは、熱源の近くで特に温度が高く水平分布の差異が大きく、窓やとびらに近いほどすきま風の影響を受け、温度は低くなります。特に窓ガラスは断熱性が低く、冬季に外気が0℃以下のときには1枚の氷のようになるので、気温の低下ばかりでなく、室内から大きな放射熱を失うことになります。この意味で、蒸気暖房や温水暖房の放熱器は窓側に置くことが好ましいのです。
Date: 2017/02/08(水)


対流と室内温度変化
暖房時の上高下低の温度の変化は、一般に大変複雑ですが、室内の対流が衰えたときは高さと気温の関係は直線的になります。また暖房の方法が対流式よりも放射式のほうが温度差は小さいのです。天井放射暖房による場合は上下の温度差が最小で、ストーブなどによる場合は温度差が最大になります。天井高が3m内外でも15度以上の温度差になることも珍しくありません。蒸気放射器暖房では両者の中間程度で温水放熱器の場合は蒸気暖房より温度差が少く、このような温度こう配は壁の構造によっても異なります。断熱的でない壁では熱が逃げやすく、壁面温度が低いのでこれに触れる空気は冷えます。特に床面温度の低下に伴う床面付近の気温の低下は影響が大きく、足元に冷感を覚え全身が不快になります。冬季床面温度としては少なくとも13℃以上、できれば15℃以上を推奨されています。
Date: 2017/02/07(火)


室内気候の温度分布
室内の空気の温度は、どの部分でも一様とは限らず、建物の構造や断熱性の良否、外界の気候条件暖冷房の方式などによって上下方向および水平方向にかなり位置的な差異が生じます。特に室内気候の快適さを論ずるうえで重要なのは上下の温度差であり、水平方向の温度差と違ってその差異が同時に体に知覚されるために体感上大きな影響があります。上下の温度勾配は、普通は床面近くが低温で、天井に近づくにつれ高くなります。人体の快感度から言うと、頭部と足元の気温差が1℃〜1.5℃以内であることがよく、少なくとも約3℃以下でとどめるべきといわれています。このため住宅などの天井高が比較的低い室では、暖房時で天井と床面付近の温度差が約5℃以下が望ましく、これ以上の温度差では、いわゆる頭暑足寒となり不快となり体の足首センサーにより風邪もひきやすくなります。
Date: 2017/02/06(月)


修正有効温度(CET)
周壁面温度が体表面温度(衣服面と露出皮膚面の平均温度)より低いと、在室者から周壁に向かって放射熱が奪われて冷却効果が生じ、それだけ冷感を覚えるし、逆に周壁面温度のほうが高い場合には、それだけ暖かく感ずるようになります。暑い壁面や冷えた壁面が体感に及ぼす影響は非常に大きく、壁面温度が熱放射の点で不適当になる夏季や冬季には、有効温度に放射の影響を加えたベルノンによる修正有効温度が用いられます。
Date: 2017/02/05(日)


有効温度と快適性
有効温度とは、気温・湿度・気流の3要素の組合せによる室内温熱感覚を気温の尺度で表わしたもので、アメリカ人ヤグローなどによって実験的に求められたものです。多数の被験者の実際の体感から求めるもので、測器によるものではありません。A・B二つの部屋を用意し、A室は、湿度100%、気流om/sとし、気温だけを調節可能とし、B室は、温・湿度・気流を任意に変えられるようにして、被験者が両室から受ける温熱感覚が同じであるとき、A室の気温をもってB室の条件に対する有効温度としました。例えば、B室で気温25℃、湿度50%、気流1.5m/sのときの体感が、A室の気温20℃のときの体感と等しいとき、B室の室内気候をET20℃と表わします。一つの有効温度に対する温・湿度、気流の三者の組合せは無数に考えられます。有効温度による日本人の場合の快適範囲は、普通の着衣状態、軽作業時で次のように考えられています。
 冬季 ETI7〜21℃(湿度40〜60%)
 夏季 ET20−24℃(湿度45〜65%)
 春・秋は夏冬両季の中間とする。仕事が激しいほど快適範囲はこれらより低くなります。
Date: 2017/02/04(土)


室内の快適温湿度
温・湿度による快適条件についての研究は多くありますが。これらによると、安静ないしは軽作業時に通常の着衣状態で快適なのは、季節によって多少異なるが、無風時で室温は約18℃内外、湿度は40〜65%程度であるといわれています。なお、湿度は多少変わっても快適度に及ぼす影響は、温度よりも小さいといわれており、人の活動状態が激しいほど体内の生産熱量が多くなるので、快適さを保つためには、人体からの放熱を促すように、更に低い温・湿度が好まれるということです。
Date: 2017/02/03(金)


身体と室温
室内気候の良し悪しは、厳密には前項で示した温熱要素の組合せで決まるのですが、一般の室内では風速は小さく、周壁面温度も気温とあまり差のないことが多いので、放射の影響も少ないといえます。このため気温と湿度が体感上の大きな要素となり、この二つの組合せだけで室内気候の快適さを示すことがあります。気温については、71℃になると30分間は耐えられ、49℃になると1時間は耐えられるが、肉体的精神的には全然活動できなくなるといいます。29℃では精神活動が鈍り、25℃以上では、暑く感じ、肉体的にだるくなり、10℃前後ではなんらかの暖房が欲しくなります。
Date: 2017/02/02(木)


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