光の性質
光は波長によって表すことができます。人間の眼で感じることのできる波長の範囲は、380〜780nm(ナノメートル)で、これを可視光域と呼びます。可視光域の外側は紫外線や赤外線になっており人間の眼では感知できません。人間の眼は、明暗に対し順応性をもっています。明るい所から暗い場所に入る場合での順応を暗順応、逆に、暗い所から明るい場所へと移動する場合の順応を明順応といいますが明順応に比べ暗順応のほうが長い時間を要します。目の感度、視感度は、明るい所(明所視)では黄緑色に対して高いが、暗い所(暗所視)ではやや波長の短いほうにずれて反応する。これをプルキンエ現象といいます。順応した視野の中にギラギラとした輝度の高いものが入り込むと、まぶしさにより不快感や、場合によっては視力低下を生じる。これがグレアで、快適な光環境づくりにはグレアはできるだけ避けねばなりません。
Date: 2017/01/28(土)


アレルギー反応4つの分類
第1は微生物や小動物あるいは、その排泄物や代謝物等の高分子蛋白を吸入してしまうことによって、免疫担当細胞が異物と記憶し免疫反応を開始する場合です。第2はホルムアルデヒド、アミン、ニトロ化合物等の化学物質が生体内蛋白と反応して修飾されることによって、免疫担当細胞がその修飾された蛋白を異物と認識する場合です。第3は化学物質が、いずれかの免疫機構を刺激して免疫的過敏状態を引き起こし、他のある刺激を引き金に免疫反応が成立する場合あるいは、その逆の場合などの憎悪が考えられます。第4には化学物質がアレルギー反応に対して相加あるいは相乗効果をもたらす場合で、アレルギー鼻炎に於ける、ディーゼル排気粒子(DEP)や喘息に於けるNO2やSO2等の憎悪効果です。
Date: 2017/01/27(金)


室内空気に係わるアレルゲン性及び免疫毒性
室内環境に関連する疾病の代表例であるアレルギー性疾患はアレルゲンと呼ばれる抗原によって惹起されて抗体を産生し、次に入ってきた抗原を中和することを基本とするもので、免疫反応の過度な亢進による生体防御反応の1つです。生物や化学物質の吸収によって生ずるアレルギー反応は大きく4つに分けられます。
Date: 2017/01/26(木)


皮膚炎、臓器アレルギー
化学物質によるアレルギーの成因は、化学物質と蛋白との結合が強力であること、蛋白に結合する化学物質分子が一定以上であることなどもありますが、生体側の要因、すなわち、アレルギー素因といわれる抗体産生機構の異常、薬物代謝過程の異常、または抗原抗体反応によって産生される化学伝達物質に対する感受性に依存する等、遺伝的素因によるところが大きいと考えられています。
Date: 2017/01/25(水)


アレルギーの分類
アレルギー発現過程では成立した免疫応答の相違によって4つのtypeのアレルギー反応が発現するといわれています。 Type気魯▲肇圈七燭△襪い魯▲淵侫ラキシー型とも呼ばれ、IgE抗体が関与する反応である。薬物アレルギーとしては全身にはアナフィラキシーショック、局所性には気管支喘息や蕁麻疹などが出現します。Type兇郎挧傷害(溶解)型とも呼ばれ、細胞表面にIgMあるいはIgG抗体が産生され、補体の関与あるいはK cellが関与して細胞が傷害されるものです。薬物アレルギーでは薬物が細胞表面に結合して新たな抗原性を示す場合、あるいは薬物により、細胞表面が修飾変性し抗原性を示す場合によって、惹起されます。Type靴鰐髪嵎9膩燭箸盡討个譟∋裟犬気譴IgMあるいはIgG抗体が血中あるいは組織液中で抗原と複合体を形成し免疫反応が引き起こされて組織が損傷されます。これらのType機銑靴離▲譽襯ー反応は、いずれも液性抗体によって惹起され、即時型過敏症を引き起こします。Type犬話抉箏寝疉匸匹箸盡討个譟高原で感作されたリンパ(T)細胞が抗原と再度接触すると、炎症性リンホカインを産生し、反応局所への好中球及び、マクロファージが集積して活性化し、遅延型の炎症が惹起されます。この反応には移植免疫や腸瘍免疫で大きな役割を果たすことが知られており、TC細胞の標的細胞となり細胞は破壊され、接触性アレルギーや臓器アレルギーでは厳織▲譽襯ー反応が関与します。
Date: 2017/01/24(火)


化学物質アレルギーによる免疫毒性
免疫毒性の第1歩は異物の認識による抗原性の獲得、第2はそれに対する抗体産生の機序の成立です。しかしながら、一般的な室内化学物質では第1歩の抗原性の獲得は難しいといえます。ただし、これらの中には化学物質が体内の蛋白と反応して抗原性を獲得してアレルギー反応を引き起こす場合があります。すなわち、化学物質が自己蛋白ハプテン(蛋白を修飾する簡単な化学物質)と結合した場合、異種蛋白抗原と認識して、免疫系に作用して抗原性を獲得し抗体を産生し、この抗体が後から侵入してきた同種の化学物質を抗原と認識し、前に認識した抗体と反応して組織の機能障害(儀織▲譽襯ー)または基質的傷害(供銑)を引き起こす反応であり、一般に(化学物質)アレルギーと呼ばれます。化学物質アレルギーの発現の過程は、化学物質などが生体を曝露して、抗原として認識されて免疫が成立する感作成立過程と、感作が成立した生体にその化学物質で再度曝露された場合に惹起されるアレルギー発現過程に分けることができます。
Date: 2017/01/23(月)


免疫修飾作用による免疫毒性
疫系のネットワークを調節する種々の機能蛋白が見いだされて、それぞれの役割と機構が明らかになるなかで、化学物質が免疫系に直接または間接的に関与している可能性が、多くの試験系で証明されています。異物を排除しようとする生体防御機構には、単球や好中球の貧食が作用する非特異的なものと、抗原に対して反応する特異的なものがあり、この両者を含めて広義の免疫機能と考えることができます。すなわち、化学物質の暴露による免疫抑制は、免疫系機能への直接的・間接的(修飾)影響と化学物質による抗原性の獲得によるアレルギー反応の2つの機序に大別できます。免疫修飾作用には、免疫が抑制される場合と促進される場合があり、免疫抑制が起きると感染症に対する抵抗性の減弱(免疫不全)や発ガンの可能性の増加が考えられます。また、薬物による免疫反応が異常に亢進すると、自己免疫疾患および臓器アレルギーの発症あるいは増悪が起こり、特殊な場合には、IgE抗体の産生が亢進して気管支喘息などのアレルギー疾患の発症あるいは増悪が起こります。
Date: 2017/01/22(日)


免疫毒性
免疫毒性とは「生体にとってすべての異物が免疫系に作用し、生体に望ましくない結果をもたらす事象」と1984年ルクセンブルクで行われた免疫毒性に関するセミナーでは定義されました。化学物質、特に経気遣や経皮暴露の化学物質による免疫学的影響には、過敏症、喘息・アトピー等のほか、種々のアレルギー毒性に伴う疾病があります。化学物質と生体成分と反応して新たな抗原性を獲得するか否かを観察するには抗原性試験のほか、免疫抑制作用、免疫促進作用に伴う毒性試験などがあります。ペニシリンアレルギーによる激烈なショック症状やステロイド剤による免疫系の抑制の結果生ずる感染症は、以前から知られていた現象で、免疫毒性あるいは免疫調節系の異常と呼ばれています。
Date: 2017/01/21(土)


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