ウイルスの侵入と免疫
ウイルスは細胞に侵入することによって感染する。一般的に、まず人体の器官内を被う細胞を攻撃する。次に肺などの標的器官を直接攻撃する。あるいは血中を移動して標的器官、あるいは肝臓といった臓器系、もしくは神経系にたどり着く。ポリオウイルスは消化管の内皮を覆う細胞に侵入するが、神経終末部に侵入することも可能である。免疫応答はこれらのどの場所に於いてもウイルス感染と戦うことが可能である。インターフェロン、IgG抗体は内皮を覆う細胞に於いて働き、防御するかあるいはウイルスの侵入を最小限に抑える。IgGおよびIgMは血中で働き、ウイルスを直接中和するかあるいは補体によるウイルスの破壊を促進する。最後にサイトキシン、細胞障害性T細胞による細胞性免疫、ナチュラルキラー細胞がウイルスに感染した細胞を除去することに於いて特に重要な役割を果たす。

Date: 2020/08/07(金)


細菌に対する免疫
皮膚、粘膜、胃液分泌といった非特異的防御は多くの細菌が宿主組織に侵入するのを防ぐ。細菌が宿主に感染すると、一定の免疫反応が侵入した微生物を変化させて食作用が営まれるようにする。形質細胞が特異的な抗体を産出すると、抗体は数段階にわたる細菌侵入のどの段階でも、これを防御することができる。抗体は繊毛及び細胞膜に付着し、細菌が細胞表面に付着するのを防ぐ。抗体は補体とともに働くこともでき、細胞をオプニン化し、免疫系の他の細胞による食作用や溶菌を誘発する。また細菌毒素を中和したり。細菌酵素を不活性化したりすることもできる。
Date: 2020/08/06(木)


ワクチンの効果
コロナウイルスのワクチンに関しては各国に於いて開発中だが効果的なワクチンは次の5つの基準を満たす必要がある。1.ワクチンが作られた目的である病気に対して防御力があること。2.安全で、、害となる副作用がないこと。3.防御が持続し、長期にわたり感染に対する防御を与えること。4.中和抗体を生成するか、あるいは防御的なT細胞をワクチンの抗原に対して産生すること。5.安全性及びその使用について実用的であること。全細胞性不活化ワクチン(第1世代ワクチン)は異種細胞物質であることから、時に望ましくない副作用を産生してしまう。サブユニットワクチン(第2世代ワクチン)は弱毒化ワクチンに比べより安全である。これは生きた病原体の毒性を除去して用いる。組み換えDNAワクチン(第3世代ワクチン)は特定の抗原の遺伝子を毒性のない微生物のゲノムに挿入することにより生産される。2025年までにはほとんどのアメリカ人がAIDS,インフルエンザ、A・B・C・E型肝炎、帯状疱疹、等約30の病気に対する免疫処置法を受けるようになると考えられている。近年人の移動や生態系の急速な変動により今日まで知られていなかった感染症も発生する恐れがあり様々なリスクに備える必要性が高まる。
Date: 2020/08/05(水)


受動免疫
免疫血清グロブリンは多数の人間から採取して混合されたガンマグロブリン分画(血清の一部で抗体を含む)によって構成されている。この種のガンマグロブリンはとくに充分な抗体を含んでおり、数々の一般的な病気(流行性耳下腺炎、麻疹、A型肝炎等)に対する受動免疫を与えることができる。ドナーをとくに選抜することにより、特定の種類の抗体について高い力価をもつガンマグロブリンを得ることができる。このような製剤は高度免疫血清、あるいは回復期血清と呼ばれる。病気から回復しつつある人やワクチンの投与を受けた人から高い力価の抗体を採取することができる。高度免疫血清は特定の抗原を動物に投与し、後にその抗体を動物の血清より採取することによって製造することもできる。
Date: 2020/08/04(火)


推奨されるワクチン接種スケジュール
各国に於いて今日まで様々なワクチンが推奨され取り下げられたりまた危険性についても指摘され時とともに評価も変化している。インフルエンザワクチンも評価が変わりインフルエンザ生ワクチン(LAIV)は、インフルエンザワクチンの選択肢の一つとして、2歳以上のこどもに推奨されるものの、次の者は接種できないと説明。
1.免疫抑制状態(HIV感染を含む)の者2.解剖学的あるいは機能的な無脾症の者3.妊婦4.防護された環境下にいる重度の免疫抑制状態の人の濃厚接触者や介護者5.直前の48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬の投与を受けている者6.脳脊髄液の漏れがある者7.内耳の移植を受けた者8.喘息の診断を受けているか、直前の12か月間に喘鳴があった2-4歳の者9.アスピリンあるいはサリチル酸を含む薬を投与されている者10.ワクチンの成分のいずれか(卵を除く)に重度のアレルギー反応を起こしたことがある者11.種類を問わずインフルエンザワクチン接種後に重度のアレルギー反応を起こしたことがある者
 次の者については、インフルエンザ生ワクチン(LAIV)接種の可否について慎重な検討を要する。
1.5歳以上の喘息患者2.次のような医学的状態にある者。慢性呼吸器疾患、心血管疾患、腎疾患、肝疾患、神経疾患、血液疾患、代謝性疾患(糖尿病を含む)。等それぞれのワクチンに関する摂取にはしっかりとした最新の情報を得て摂取しなければならない。
Date: 2020/08/03(月)


多様性
免疫システム特異性は特異抗原を攻撃する能力を誘発する。だがヒトはその生涯に於いて数えきれないほどの異なる異物抗原に遭遇する。したがって免疫システムにはそれぞれのエピトープに対応するおびただしい種類の抗体とT細胞レセプターを誘導する多様性が内在する。多様な組み合わせの抗原に対して特異的に応答するの能力に加えて、免疫系は記憶という特性を備えている。これは以前に出会った物質を認識する能力である。記憶により、免疫系は迅速に応答して以前応答して人体を以前に応答したことのある抗原から防御する。免疫系は抗原に対する最初の応答で抗体を産生する一方記憶細胞を誘導する。
Date: 2020/08/02(日)


ワクチンの危険性
ワクチンは深刻な感染症の予防に最も期待されている。しかしワクチンには危険性をもたらすこともあることを考慮して投与するべきか否かを検討したほうがよい。感染症の罹患率や病気の深刻さも考慮しながら決断しなければならない。能動免疫はしばしば発熱、倦怠感、注射部位の痛みを伴う。すでに発熱、倦怠感のある患者は状態の悪化がワクチンのためであると謝る可能性があるため免疫法を受けるべきでないと・・。感染による過度の負担がかかっており適切な反応をワクチン内の抗原に対して開始することが不可能かもしれないこともその理由だ。アレルギー反応がインフルエンザその他のワクチンの使用後に生じることもある。これらは卵のタンパク質を含んでいるワクチン、あるいは防腐剤として抗生物質を含んでいるワクチンである。ごく少数の人は死亡、恒久的な障害を受けることもある。ということが説明されているので見落とさないようにしなければならない。
Date: 2020/08/01(土)


抗体
抗体は抗原に応答して産生されるタンパク質で特異的にその抗原に結合する。各種の抗体は特定の抗原決定基に結合する。この結合が抗原の不活性化の原因となることもある。液体免疫は、まず第一にBリンパ球が特定の抗原を認識する能力、そして第二に人体を異物から防御する応答を開始する能力によって生じる。多くの場合、抗原は病原体の表面や微生物由来の毒素群に認められる。最も多くみられる応答は抗体の産生で、抗原を不活性化させ、病原体の破壊を惹起する。B細胞はそれぞれ特定の抗体を細胞表面に発現し特定の抗原に速やかに結合できる。抗原の結合がB細胞を活性化し何回もの分裂を惹き起こす。この子孫細胞には記憶細胞もあるが多くは形質細胞で活動中は1個の形質細胞が毎秒2,000分子もの抗体を産出する。
Date: 2020/07/31(金)


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