環境温度と湿度・酸化還元
環境内温度は化学物質の性状や性質を変化させやすいので、環境の温度は分解に関与するばかりでなく分散、拡散においても重要な役割を担います。気圏、岩石圏における湿度、水圏における水は他の化学物質と反応する条件の1つとなり、化学物質の性質を変える最も重要な役割を演じます。化学物質は生物圏以外でも濃縮される。非水溶性・難分解性物質は有機物に富んだ土壌に濃縮されるし、重金属類は硫黄化合物になり底質にたまりやすい。物質の性状を劇的に変化させる第一が環境での酸素の存在・非存在で、化学物質に対して酸化および還元反応を起こさせる。これによって化学物質は性質を変えて簡単に他の圏に移動したり分散していきます。
Date: 2016/12/27(火)


様々な作用による物質の動態変化
その物質の環境コンパートメント(水、空気、土壌)中及び相互間での分布や分配は前述の作用によります。沸点の低い物質は蒸気圧と同様に空気環境での存在量は高くなりますが、沸点が高くても多環芳香族化合物やポリ塩化ビフェニル(PCB)のように粒子状物質として空気中に存在します。物理化学特性によって分散・拡散した化学物質は、以下に示す因子と他の物質との相互作用によって分解されたり、分解されずに水環境や大気環境あるいは各圏を移動したりします。光は、物質を分解したり構造を変化させます。地上に到達する太陽光のうち、光化学作用の強い波長の光をどのくらい吸収するかが物質の分解や変化の指標となります。また、緯度や季節変動で太陽エネルギーに強さは大きく変化します。
Date: 2016/12/26(月)


物質が環境に分配される科学的メカニズム
環境の中で様々な物質が移動しています。その指数値に分配係数というのがありますが、様々な物質が環境の中で動く環境動態を予測する指標となるもので、脂溶性の程度の尺度となるもので、主として水溶性かまたは水生生物や陸生生物に対する濃縮製を予測するのに有用な手段となり、多くの研究者によって分配係数と生物濃縮係数との間の良い相関が示されているものもあります。環境動態の要因として考えるには融点と沸点、物理化学的分解、温湿度、物理化学的分解、光、吸着性、酸化還元、加水分解、環境から生物、生物分解、生物濃縮などとの関連性に言及していく必要があります。
Date: 2016/12/25(日)


水に溶けて固体、液体、気体中へ
物質が固相あるいは液相から気相に移行する尺度となるのが蒸気圧です。水相からの拡散速度には水への溶解度が大きく関係します水に極めて溶けにくい蒸気圧の高い物質は、その希釈な溶液から極めて速やかに拡散します。これが地球上における有機汚染物の循環に大きく関与し、空気環境を汚染します。また、生物への曝露の面からみると蒸気圧の高い物質は経口より経気道曝露の寄与が高いことが予想されます。
Date: 2016/12/24(土)


化学物質の拡散と人体への暴露
環境を経由して化学物質が人に曝露するまでには、化学物質の環境内での物理・化学的性質による拡散と分解の因子が大きく係わっています。人自身も共に活動を営むエネルギー変換体である以上、生物圏の物質循環、エネルギーの流れの中にあって環境から遭遇した物質に曝露されることになります。人によって作り出された化学物質は生産、消費、廃棄の過程で環境に放出され、分散・拡散していきます。 水は、化学物質の排出、分散・拡散及び変換の大部分の鍵を握る主要媒体であり、環境内の同一圏内あるいは他の圏との相互の物質の移動(度)に大きく関与しています。水への溶解度の高い物質は選択的に水圏に滞留します。難溶性のものは、蒸気圧の項に示すように空気環境に移動しやすいかまたは、非解離性のまま水環境に移動せずに留まる可能性も高いといえます。
Date: 2016/12/23(金)


地球を覆う膜と大気の循環
地球は気圏、水圏、地圏、及び生物圏の環境領域から形造られています。生物圏では、太陽の十分なエネルギーの供給と豊富な水とを用いて大気中のCO2を還元し、炭水化物(CH2O)nに変えることによって多数の生物が生息しています。このエネルギーや物質は水圏、気圏、地圏、生物圏の間を個々の特性によって拡散と濃縮を繰り返して循環し、生物と非生物あるいは生物相互間でサイクルのバランスを保って移動するのであって、決して消滅しません。従って人が作り出した化学物質もこの循環系に入り込みます。化学物質は環境に放り出されるとその物理的・化学的性質に従って、それぞれの圏に拡散、移動し、各圏に移動した化学物質は、さらにそれぞれの周辺環境の物理・化学的特性によって分解や移動が行なわれ、生物圏まで到達します。生物圏では、人に先立って下等な生物がこれらの化学物質に曝露されることから、化学物質の環境中での分解や非分解性は生物に直接的な影響を与えます。したがって、化学物質が人にまで到達するには、環境での物理・化学的な変化や分解性と共に生物濃縮あるいは食物連鎖の程度が重要な要因となっています。

Date: 2016/12/22(木)


循環による正常メカニズムの反転
化学物質の人への曝露機会は大気や室内空気からの曝露のほか、さまざまな環境因子からの曝露を受けます。つまり我々が創造した化学物質は使用中の曝露機会はもとより、使用して廃棄されたのち地球の物質循環の中に組み込まれ、拡散、濃縮され再度人への曝露への経緯をたどります。本来は地球本来の清浄化のための循環が汚染化へと反転し異常な事態となっているのが現在の状態です。汚染されたものが清浄化されるためには汚染物質の人工的な排気を低減し清浄化の機能の方が強くなるようにして少しずつでも地球の循環機能による正常化をしていく必要があります。人の体もまったく同じようなことが言えます。

Date: 2016/12/21(水)


化学物質と環境
快適性の追求手段としての化学物質の生産とその利用は多くの有害物質を生産し、これが公害問題で代表される自然環境の破壊や、ついには人の健康被害を及ぼすに至り公害問題が起こり対策が講じられてきましたがアレルギー疾患、化学物質過敏症、シックハウス症候群)あるいは、ダイオキシンに見られるような非意図的化学物質による汚染など、毒性評価手法について考えるべき事柄が多く現れてきました。そして相乗的な被害として電磁波や騒音といった新たなる問題も浮上してきました。それらはそれぞれが意識し日常の生活の中でその負荷をできるだけ最小限にすることでその被害を最小限に低減できることも知っておく必要があります。
Date: 2016/12/20(火)


現行ログ/ [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206] [207] [208] [209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216]
キーワードスペースで区切って複数指定可能 OR  AND

**HOME**
000221
[TOP]
shiromuku(u2)DIARY version 2.72