住環境測定士の役割
CAS(米国化学会)では登録されている化学物質は約46,000万種ありそのうち日常で使用されているものが10万種、日本国内だけでも6〜7万種あるといわれている。また毎日約4,000種の化学物質が更新されています。このように住環境による人体への影響は化学物質による被曝、電磁波による被曝、騒音による被曝、微生物による感染、水の中に含まれる化学物質、微生物、有害鉱物等による被曝感染がありそれぞれにつき測定・検証・改善・予防のための相当の知識や技術を習得するためにはかなりの日数や作業量を要します。これらの技術を習得できるものは現場つまり建築に携わり建築現場が解る住環境測定士でなければそれぞれ異なった環境の現場での測定や改善策を見出すことは容易ではありません。住環境改善には化学物質・電磁波・騒音・微生物の特性やその対処法、建材の特性、建築の構造等大まかな知識が必要とされます。
Date: 2016/10/31(月)


健康と環境
健康影響に関連ある環境因子として化学物質による空気汚染、皮膚への接触、酸素欠乏、物理的には異常な温湿度、気圧、音波、振動、電磁波等、生物的因子としては真菌やダニ、細菌、ウイルス等が推定されます。空気環境に関しては化学物質、粉塵、ダニ、真菌によるアレルゲン、アスベスト、細菌、ウイルス等が浮遊し、また水中にも多種類の化学物質や真菌、藻、細菌、等が存在します。また電磁波や騒音等の複合被曝の影響も考えなければなりません。これらの検証方法として測定や分析がありますが一つの要因だけでなくこれらのように複合的に影響を及ぼしていることを考えると住環境を様々な観点から測定しなおかつ人の細胞や組織の働き等と関連して原因の解析にあたらなければ複合的な原因を知ることにはなりません。
Date: 2016/10/30(日)


地球と循環
環境を相対的に見ていくと自然環境、社会環境、ということになり自然環境と社会環境を総合して地域環境・都市環境ということになります。そしてその中に住環境があります。つまり住環境は自然、地球、宇宙に連動しているということで、人間は生態系のピラミッド型の最高位上部で存在しています。物質やエネルギーは常に循環を繰り返し、その循環の中で人も生存し、人の体の中でも循環が繰り返されています。地球は大気の汚染により気象や循環に変化が生じています。大気汚染は地球の生物を守る為のバリアーの役割をしているオゾン層の破壊も進行させ、さらに酸性雨等により地球全体を汚染しています。46億年前に地球が誕生し地球が冷え大気中の水蒸気が水となって地表に流れ約35億年前に最初の生物が誕生したといわれ以来水は液相と気相の循環を絶え間なく繰り返しているがこの水も重金属や化学物質、、富栄養化、微生物等によって汚染され続けています。
Date: 2016/10/29(土)


土壌汚染
大気汚染や水の汚染により水に溶け込んだ農薬や化学物質はさらに土壌まで汚染することになります。また土地の造成や掘削による地形の変更、多くの電気機器のアース埋設は外の土地の電位をいびつに変えてしまう事になります。さらに有害物質使用特定施設ではその敷地のみならず近隣の土壌や地下水も汚染している可能性があります。これを受け平成15年土壌汚染対策法が施行されました。土壌汚染対策法の目的は「人の健康被害を防止する」ことにあって、健康被害防止のために必要となる調査と措置の適切な実施を促すことが目標とされています。
Date: 2016/10/28(金)


土地の理学的作用
土地にはいろいろな理学的作用があり汚染されても間もなくすると清浄となります。これを土地の自浄作用といいますが、自浄作用は土地を構成している顆粒間の濾過作用、吸着作用や地中の酸素による酸化作用、微生物による分解作用によるものです。この自浄作用により有機物やミネラル分は分解されて植物に吸収されます。汚染が一定以上なると浄化能力を超え地底は不浄となり居住地としては不適であるが水も汚染されます。また自然浄化しない人工物質もあるためどのような物質によって汚染されたかが重要な問題となってきます。
Date: 2016/10/27(木)


土地・土壌
人間は生体を維持しその機能の恒常性を保持する上において、いろいろな条件に基づいて、変化に適応した生活を営む必要がありますが土地の位置や地質、その土壌の状態によってはもともと生物が生息するには不適な土地や人工的な汚染や物理的な障害が過大な場合があるのでその対策を講じる必要があるのです。私達は土地の上に家屋を建て、飲料・食料も地上あるいは地下に求めます。また地中に上下水道を埋設し、廃棄物を処理します。地中の微生物は土壌の醸成やミネラルや有機物の分解しあるいは疾病の発生及び分布に重要な関係を有しています。その他、地形地質はその土地の気候やイオンバランスを左右し、土地の水分は生体の疾病の原因ともなり得ます。
Date: 2016/10/26(水)


人工的な生産活動による環境への影響
地球温暖化の影響は熱帯病媒介動物や植物病害虫が多くの地域に増え、しかも越冬性をもち、活動期間が長くなります。この病害虫防除のため、さらに大量の農薬を使うことになります。それによる農薬汚染はさらに多くの絶滅種化を促進することになります。光化学オキシダントとは、工場の排煙や自動車の排出ガスなどに含まれる窒素酸化物や揮発性炭化水素などが、大気中で紫外線によって分解されて生成するオゾンや酸化物の総称であり、光化学スッモグの原因となり多くの人々に気管支喘息等の影響が懸念されます。ヒートアイランド現象によりさんご礁の白化現象等が報告されていますが更なるダメージ、絶滅化が懸念されます。
Date: 2016/10/25(火)


温暖化の自然環境への影響
温暖化は地球規模の気温の上昇をもたらし、50年後の地球の温度は現在より2.2℃上昇するとされ日本の平均気温は3℃上がり、日本全体が300km南に移動した場合と同じになり、標高では500m下に下りた場合と同じで、気候帯の移動速度は1,000m〜5,500m/年であるが、樹木の移動速度は100〜450 m/年程度であるため、急激な気候変動に耐えられない動植物は枯渇化し、絶滅する種類も出てきます。米の収量の変化がおき、北日本で増加、西日本で減少となりまたわが国の食料自給率は30%程度ですが、輸出国の気候変動によって生産量が低下すると、輸入食料の不足も考えられ、21世紀末になると二酸化炭素濃度が540〜970ppmに達し、地球の平均気温は1.4℃〜5.8℃上昇し、海面上昇は9〜88cmになると考えられています。ヒトへの影響として気温の上昇により熱中症患者が増えると見込まれ特に体温調節機能の衰えている老人や虚弱な人には厳しい条件となるほか気温が上昇すると、マラリアが世界中に広がると懸念されます。平均気温が14〜16℃の温帯地域では三日熱マラリアが広がり、19〜20℃の地域では熱帯熱マラリアがひろがるといわれています。気温が2℃上がると西日本では年平均気温が13℃ぐらいになり、最悪の場合、2100年頃には西日本一帯まで流行する可能性があります。
Date: 2016/10/24(月)


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