メタアナリシス:電磁場曝露と男性の乳ガン発症リスク
電磁場と男性の乳ガン発症リスクとの関連を探ることを目的とした研究が実施された。メタアナリシスを実施するにあたり、7つの症例対照研究と11のコホート研究を体系的に確認に、95%の信頼区間のオッズ比を使用した。このメタアナリシスのデータは、スタンダードな手法でもって導き出されたもので、デザイン、増大、推定暴露レベル、設置、曝露の種類によって分類分けを行なった。結果として電磁場曝露によって男性の乳ガン発症リスクが統計的に非常に高まったことが判明した(オッズ比=1,3, 95% Kl = 1,14 – 1,52, P < 0,001)。また小グループごとの分析でも、同様の結果が現れた。電磁場の曝露により男性の乳ガン発症リスクの上昇には関連があり得るという結論が導き出された。

Date: 2013/09/15(日)


高圧送電線の影響を受けたドイツの家族
レッピン家もまた政府は国民の健康を危険に晒すつもりなのかという同じ疑問を胸に抱いている。20年もの間、この家族は高圧電線の間近で暮らしている。高速道路入口の近くに家が位置している。レッピン家が都会からこちらへ引っ越してきたのは、1989年に東ドイツが政治方針を転換させた後のことである。当時は、2003年に突如として220キロボルトの送電線が家の真上に走ることになろうとは予測していなかった。47歳のフランク・レッピン氏は言う「我々家族は5年間薬を服用しています」彼自身は高血圧、妻は甲状腺の薬を摂取しているのだ。「二人の病気が同時にやってきたのが、私には奇妙に感じられました」まず電線が屋根の上に張られ、それから薬を服用する生活が始まった。現在電線の電柱は380キロボルトにも上ることがあるという。24時間電流を走らせるこの電線は、連邦議会がエネルギー革命にあたり建設を急がせたものだ。新しい電線が、レッピン家の屋根の真上に走る。この電線によりドイツは以前よりも高速性と効率性を増したが、ベルリン郊外に住む一家にとっては自分たちを破滅の淵へと押しやる存在にも等しい。「我々は所詮小さな人間です」とフランク・レッピンは溢す。「しかし最後の瞬間まで戦う所存です」最近、電力会社から派遣された男性二人が家を訪れた。磁場測定器を携えて、ドライヤーを計測した。19マイクロテスラ。コーヒーメーカーは30マイクロテスラ、積算電力計は16マイクロテスラ、寝室や庭での測定値は1マイクロテスラ以下であった。つまり高圧送電線よりも、電化製品から発生する電磁波の方が高いのだという。フランク・レッピンは、この結果に納得していない。ドライヤーを長時間使用することはない。しかし高圧送電線は24時間稼働している。「結果を美化させ、自分たちの都合のいいようにもっていきたいだけなんです」フランク・レッピンが不安を抱いているのは、電流そのものではない。むしろ、その逆である。彼はベルリン交通局で強電流電子技師として勤務している。5年前の血圧が上昇し、電磁波についてインターネットで調べた。そこに記されていたのは、高圧送電線によりホコリが電離し、空中から下へと落ち、そして呼吸と共に吸い込まれるということだった。高圧送電線の下にいるとガン発症リスクが29%上昇するという。この記載をレッピンは主治医に見せたが、高血圧は老化現象の一つに過ぎないと窘められた。またシフト勤務や高速道路からの騒音も、彼の身体に負荷を与えたと思われる。しかし主治医がこうした要素を含めて診断を下したとは、レッピンには信じられなかった。
Date: 2013/09/14(土)


ドイツ 電磁場曝露からの保護を目的とした改正政令が施行
ドイツ連邦環境省は、8月22日に電磁場及び遠距離通信法に基づく証明方法に関する規定改正令が施行することを公表した。これは、連邦議会と連邦参議院の合意に基づき連邦政府が改正したもので、政令を最新の技術的・科学的状況に適したものに変更し、電場、磁場、電磁場によって起こり得る健康リスクからの保護と予防を目指すものである。携帯電話の基地局を要因とする電磁場の制限値や電力系統など低周波の電場・磁場に関連する規定、さらに電力系統拡張に伴う新技術である高電圧直流送電設備における規定など、特に予防的健康保護に関する規定がまとめられている。さらに、今後は住居の上を電力送電網が新たに通過することが禁止され、電力系統の拡張時には、電場・磁場の発生を可能な限り最小限にすることが求められている。また、これまでは商業用無線設備のみが対象であったが、それが個人設備や公共設備も対象となる。【ドイツ連邦環境省】
Date: 2013/09/13(金)


フランス政府、内分泌かく乱物質に関する意見公募を開始
フランス政府、内分泌かく乱物質に関する意見公募を開始
2013年8月19日、フランスの環境・持続可能な開発・エネルギー省と社会保健省は、内分泌かく乱物質に関する国家戦略についての意見公募を開始した。国家戦略の策定は2012年9月の環境会議に続いて行われていた作業部会の報告書に示された取組の一つであり、今回の意見公募はこの報告書の提案に基づいて実施される。洗剤やプラスチック製品、化粧品などの化学品や日用品には人の健康や環境に影響する内分泌かく乱物質の疑いがある物質が含まれており、国民や自然環境のこうした物質への曝露を抑えることは、健康や環境のみならず、経済や社会への影響を減らすために重要である。報告書は特に、健康影響(低用量影響、複合影響、世代を越えた影響)や生物多様性に対する影響、代替物質などに関する研究を増やすことを提案するとともに、少なくとも毎年5物質について内分泌かく乱性を評価し、リスク管理を向上させることを提案している。国家戦略は意見公募の後、内分泌かく乱物質に関するEUや国際的な措置を勘案して策定される。【フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省】
Date: 2013/09/12(木)


電磁波の分類
もし電磁場が霧のように可視化されることがあれば、ヨーロッパの空は北京に劣らず淀んでしまっていることだろう。しかし、こうした形で電磁波を比喩すると、正しい理解を得られない。電磁波という言葉で人々が連想するのは、実際のものとは異なるからだ。また電波にも無線通信や送電線の磁場など様々な種類があって、それぞれ異なる作用を人体に与えるが、多くの人々はこれら電波を混合してしまっている。
まずは電波をそれぞれ区別することだ。電磁波は大まかに二つの種類に分けることができる:レントゲンやガンマ線などは電離放射線である。高い周波数とエネルギーを持ち、DNA分子を電離させ、ガンを発症させる。レントゲンが有害だということは、現在では周知の事実である。もう一つは非電離放射線だ:ラジオ波、携帯電話の電波、WLAN、Bluetooth、高圧送電線近辺の電磁場などである。ヘアドライヤーやコーヒーメーカーからも磁場が発生している。つまり一般的に電磁波というときは、非電離放射線のことを指しているのだ。この非電離放射線は高周波と低周波に分類することができる。高周波には携帯電話、WLAN、Bluetoothが含まれる。低周波は交流である。
非電離放射線が指針値の何倍もの強度だと、人体の健康を阻害する恐れのあるものも周知されている。電磁波に関する議論における最大の疑問は、こうした電波を低い強度で曝露し続けると、どれほどの危険度になるかということである。去る2月末のドイツ連邦議会の環境委員会でも、この疑問が争点となった。問題の焦点は電磁波政令の改正であり、現在の技術状況に合わせたものに変更すべきか議論された。環境団体BUNDの報告官は、公聴会の場で「細胞や精子に遺伝的損害」を電磁波が与えうると警鐘を鳴らした。SPD(社会民主党)や緑の党は、WHOを引き合いにして学校、病院、寝室の指針値を更に低く規制するよう要請している。政府与党は規制の強化を拒絶したものの、法案は通過した。間もなく政令が施行される予定である。
Date: 2013/09/11(水)


ドイツの電磁波過敏症患者
ウルリッヒ・ヴァイナーは、自身の体調不良の原因が電磁波にあると確信している。電磁波による悪害は、彼に幾多もの苦難を与えてきた。14歳の頃、ドイツでは最年少でアマチュア無線家の試験に合格した。自転車にアンテナを取り付けるなどして、友人たちからは「無線のウリ」と呼ばれた。学校を修了すると無線電子技師として独立して活動するようになった。一日中車に乗って顧客を回る。つねに携帯電話で通話をしていた。いつしか車から降りると疲れを感じるようになり、集中力も落ちてきた。突如として職業学校の教員の言葉が脳裏に浮かんだ。無線は新しい技術であり、その危険性は未だ不明である、と。そこでヴァイナーは携帯電話の電源を切った。3年後、皮肉にも無線通信を議題とする集会の場で彼は倒れた。物をはっきりと見ることができず、心臓が狂ったように脈打つ。病院では、彼の不調の原因が定かにならなかった。退院の後、思い立って森に出かけた。その時、体調が改善したのを感じた。そうしてすぐに、電波が体調不良の原因であると考えたのだ。キャンピングカーを購入し、発信塔の立っていない田舎で夜を寝て過ごすようになった。当時はドイツ国内でも発信塔の立っていない地域は多くあったのだ。しかし発信塔が次から次へと建てられるようになり、ヴァイナーが夜を過ごす地がどんどん狭められるようになってきた。そこで銀糸で作られた防護服を購入した。病気の診断書を書いてくれる医者を見つけた。2004年以降は就業していない。36歳の現在、黒い森に散在する電波の届かない土地を避難所として過ごしている。しかし、ここもいつまでもつだろうか?
Date: 2013/09/10(火)


ドイツの電磁波過敏症患者のインタビュー
我々は電磁場に囲まれて生活している。この現状に不安を抱く者は少なくない。ただの妄想に過ぎないのか?先頃発表された研究では、驚くべき報告が記されていた。ドイツ南西部の黒い森、深く狭い谷のある地域では、携帯電話は圏外になる。自動車のナビシステムも役に立たない。ウルリッヒ・ヴァイナーは、オーバーオールを身にまとうことで全身を電波から守っている。頭にはフードを被せる。銀糸から作られたネットで目を覆う。峡谷を更に下へ下へと案内し、辿り着いたのは古びたキャンピングカーだ。この車の中で、ヴァイナーは11年もの間、電磁波から避難して生活しているのだ。「我々電磁波過敏症の人間は、カナリアのような存在です」とウルリッヒ・ヴァイナーは言う。「炭鉱でガスが放出されることがあれば、カナリアは真先に木から落ちて死ぬような存在です」カナリアが死ぬのを見て、坑夫たちは炭坑に危険が迫っていることを知ることができたのだ。「我々のように電波を感じ取ることができる人間は」とヴァイナーは続ける「新時代にとって禁忌に等しい存在なのです」アンケートによると、ドイツ人の30%が携帯電話からの電波に対して「不安を抱いている」といい、連邦放射線保護局によると2%弱が「電磁波過敏症」であるという。しかしウルリッヒ・ヴァイナーは、統計には現れていない電磁波過敏症患者の数はもっと多いと考えている。電磁波は燃え尽き症候群の原因にもなるという。睡眠障害、視覚障害、頻脈、頭痛、倦怠感などの症状が現れる。電波に曝露している限り、遅かれ早かれ誰もがこうした症状に苦しむことになるだろう。そうヴァイナーは確信している。
Date: 2013/09/09(月)


ドイツにおけるアレルギーと健康保険に関する問題
アレルギーという病気は、なかなか重要視されない。むしろ軽視されているといっていい。主治医や小児科医師が、早期でアレルギーを発見できないのはそのためである。アレルギー患者のうち、適切な治療を受けている者も非常に少ない。専門医の数が少なすぎるのだ。ドイツの医師30万人のうち、たった4000人だけがアレルギー治療に必要な教育を受けているのだという。専門家たちが批判の矛先を向けるのは健康保険のシステムだ。アレルギーの治療や治療薬に対して、保険が適用されないのである。この10年で専門医の数は3分の1にまで減少した。この状態が続くと、アレルギー専門の診療所が存在しなくなる恐れがある。また大学医学部にも、アレルギー治療に関する教育が根付いていないのも問題だ。
Date: 2013/09/07(土)


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