■ある時は乞食王子だった
父の仕事は、満鉄の設計技師で、中国で暮らしていた。レンガ建て、窓は二重ガラスで、その間に食品を入れ、冬は冷蔵庫だった。私たちは持てはやされ、銀馬車で散歩。まるでお坊ちゃま気取りだった。
敗戦後日本に帰って、荒ら屋、普段は稲を掛ける竹竿を入れておく小屋だった。夜になると、透き間から星が輝き、とてもきれい。ところが布団の上にドサッと落ちてきた青大将の住家だった。
母が布団をめくると、頭を並べて寝ていた時は、ギャッ!震えて立ちすくむ。
あの坊っちゃまも、ある時は、乞食王子だった!?
■この夢『わっかるかな!』
今に見てみ!白い洋館、庭には、琥珀色のプールに住むのが夢だった。
「わっかるかな!」
15才の時、小鳥と餅米一俵と交換、駅で米を売りその小銭を持って、アメリカに渡り、ジャズを習得したかった為、夜汽車に飛び乗った。これに乗れば、アメリカに着くだろうと寝てしまった。
目が覚めたとき、犬を片手に西郷隆盛が立っていた。
どうぞう。ここでさいごうだ!?
■安住の地『あるのかな〜』
上京したが、寮がない。そこで、ジャズスクールに行き、習うふりをして寝るところを探した。長屋で三畳間、のみ、しらみ、南京虫と、いましたね。
布団のまわりに、新聞をひいておくと、夜中音を立てながら寄ってくるし、天井からおちてくるわで大歓迎。私はどこの家に入っても鼻提灯、歯ぎしり、いびきでびっくりして、大声を出す、お隣で寝かせてもらってますが…
「安住の地は、どこにー?!あるのかなぁ〜!?」
今年は、私にとって頑張らなきゃならない節目で、芸能生活50周年です。
記念曲として、
●みちのく物語
●未来へ
4月21日発売しました。8月31日は、文京区椿山荘にて、リサイタルを、千とせ一門で公演。お陰様で大盛況!わかるかなぁ・わかんねぇだろうなぁ。
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