住環境に対する研究や考察がたいへん進んでいるドイツでは、バウビオロギー=Baubiologie(建築生物学)※という学問があります。この学問を学んだ人たち、すなわちバウビオローゲたちは、人体に発症する数々の病気の原因を日々生活する住環境の中に探し当て、それを除去あるいは軽減することで住環境を改善し、医者の処方とは異なる方法で病気を癒すことに成功しています。その際の因子の正確な測定と分析は欠かせません。
私たち住環境測定協会も、同様に電磁波や空気、騒音などの測定を通して人体に影響を及ぼす可能性のある原因の究明とその後の改善に取り組んでいます。原因が住環境に存在する場合は、その因子を測定によって特定し、その後の改善策により、医術や投薬によって人体に負担をかけることなく解決できるのではないかと考えるからです。
※バウビオロギーの定義
バウビオロギーを定義するならば、人と住環境の総体的(包括的)な関係の学問と言うことができます。バウビオロギーはその目的として健康で環境負荷の少ない建築と住まい、そして生活を掲げています。そしてその根底にあるものは、自然科学的な洞察と経験、ならびに芸術的、社会的そして精神的な観点です。
バウビオロギーの仕事における重点は、その「総体性」(包括性)にあります。該当するあらゆる知識(とりわけ建築学、科学、物理学、生物学、心理学)の包括的、全体的な集結と応用こそが、発生する問題を解決することができるのです。バウビオロギーは狭く限られた専門分野ではなく、より広く専門分野の垣根を越えた多学科共同の学問です。人間はその総体性の中で捉えられるべきでしょう。人、自然そして文化は建築と居住の中心にあるのです。
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住環境測定協会はドイツのバウビオロギー連盟の会員であり、また協力関係を築いています。2010年10月にはバウビオロギー連盟長のフランク・メーリス氏(Frank Mehlis)をお招きして特別講演会を開催しました。 |
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